ダイの大冒険レオナ姫の名言の1つ『あなたには残された人生のすべてをアバンの使徒として生きることを命じます…!』のシーンについて振り返ります。
ネタバレとなりますので、ご注意下さい。
氷炎将軍フレイザード倒し、無事にレオナ姫を救出したダイたち。
そして、一度は滅ぼされたパプニカの城に戻ってきたレオナたちは勝利の宴を開き、レオナはダイたちに感謝を伝える。そこでレオナがヒュンケルにも礼を言うため近づいたときにヒュンケルは自分こそがこの国を滅ぼした張本人だと告白し、どんな罰でも受けると自分の犯した罪にくいているヒュンケルに対し滅ぼされた国の王であるレオナはあなたには残された人生のすべてをアバンの使徒として生きることを命じます…! 』とヒュンケルの罪を許し生きる道を開いた名シーン。
シーン振り返り
氷炎将軍フレイザード倒し、無事にレオナ姫を救出したダイたちはパプニカ王国に戻り、王国の人々と共に勝利の宴を開いていた。
国の王であり、今回救出してもらったレオナは皆の前で、ダイたちに感謝の言葉を伝えた。
ダイたちの後ろの方にいるヒュンケルに気づいたレオナはヒュンケルもアバンの使徒なのかとダイたちに問うと、ダイたちに明らかに動揺が見られた。
理由はヒュンケルことが、魔王軍時代にパプニカ王国を滅ぼした軍団長だったからであった。ダイたちと出会いアバンの使徒の一員として、今回のフレイザードとの戦いに挑んではいたものの、過去の過ちをヒュンケルは悔いていた。
ヒュンケルにも礼をしようとレオナが近づくと、その事実を正直に告白するヒュンケル。
衝撃の事実にパプニカ王国の人々にも動揺が走る。
ダイたちがヒュンケルを弁解しようと必死になるが、ヒュンケルは自身がやった罪は決して消える事のない事実であり、その罰は受けなければならない『この場で首を斬られても構わない』と死もいとわず罰を受ける覚悟を決めるヒュンケル。
自身の国を滅ぼしたこと、その罪の罰を受ける覚悟を決めているヒュンケルに対しレオナは処罰を言い伝える。
『ヒュンケル 望み通り このパプニカの王女レオナが 判決を下します』
『あなたには残された人生のすべてをアバンの使徒として生きることを命じます…!』
『友情と正義と愛のために己の生命をかけて戦いなさい そしてむやみに自分を卑下したり過去にとらわれ歩みを止めたりすることを禁じます・・・!』
『以上! いかがかしら?』
国を壊滅状態に追い込まれ父親を失ってもなお、ヒュンケルが改心していることを見抜き、罰を与えるという形で新たな生きる道を示したレオナの度量にヒュンケルのみならず、その場にいた皆が拍手を送った。
のちにヒュンケルはアバンの使徒の長兄として、皆を引っ張っていく重要な存在となったが、この出来事をきっかけにレオナに対してだけは常に敬語で接するようになる。
レオナの与えた罰の内容とその言葉を受けたヒュンケルが見せた涙がグッとくる名シーンでした。