ダイの大冒険のポップの名言の1つ『仲間を見捨てて自分だけぬくぬくと生きてるなんて…死ぬよりカッコ悪ぃやって…そう思っただけさ』のシーンについて振り返ります。
ネタバレとなりますので、ご注意下さい。
百獣魔団のモンスターを率いる魔王直属のクロコダインがダイを倒すためロモス王国を襲撃していた。
ダイはクロコダインとの闘いを繰り広げていたが、魔王軍はダイの育ての親ブラスを洗脳しダイの動きを封じられ劣勢となっていた。
クロコダインを前に逃げ出していたポップはニセ勇者の一味のまぞっほから『勇者とは勇気ある者。相手の強さによって出したり ひっこめたりするのは本当の勇気じゃない!!』と発破をかけられ、ダイの元へ戻る。
しかし、クロコダインとの実力差は歴然だった。そのためポップはダイの足かせとなっているブラスを救う事に全魔法力を注ぎ、クロコダインの前で動けなくなった。
そんなポップを見たクロコダインは命を捨てる覚悟なのかと問うとポップは『仲間を見捨てて自分だけぬくぬくと生きてるなんて…死ぬよりカッコ悪ぃやって…そう思っただけさ』と応える名シーン。
シーン振り返り
クロコダインに襲撃されたロモス王国を救うためダイは1人で救出に向かうも、ポップはビビッてしまい動けずにいた。
もう一人のアバンの使徒マァムから呆れられ、気持ちが揺らぐがまだ動けずにいた。
そこでロモス城下で泥棒を働いているニセ勇者まぞっほと再会したポップ。
まぞっほの水晶でダイの育ての親である鬼面道士のモンスターのブラスを人質に取られ、絶体絶命のピンチに陥っているダイとマァムを見て、気持ちがさらに揺れるポップ。
そんな臆病で逃げ惑うポップにかつての自分を重ねたまぞっほは
『勇者とは勇気ある者。そして真の勇気とは打算なきもの。!!相手の強さによって出したり ひっこめたりするのは本当の勇気じゃない!!』
とかつての師匠からの受け売りの言葉をポップに授けます。
その言葉に刺激されたポップは、ダイたちを救うためクロコダインの前に立ちはだかる。
ポップにとっては絶対にかなわない相手クロコダインを前に
『おれの仲間を傷つける奴は・・・絶対にゆるさねぇぞ』
と勇気を爆発させる。
しかし、実力差が明白で勝てないと悟ったポップはダイのために人質に取られているブラスを解放しダイが戦えるようにするため、決死の覚悟で『マホカトール』を唱え、ブラスを解放する。
ダイを自由に戦わせられるようにするだけのために実力以上の大呪文を使いクロコダインの前で動けなくなってしまったポップ。
そんなポップにクロコダインは『ダイのために生命をすてる覚悟だったのか』と問う
するとポップは
『へっ そんなカッコイイもんじゃねぇよ おれだって できたら死にたかねぇぜ で・・・でもよ おれにだってプライドってもんがあるんだ 仲間を見捨てて自分だけぬくぬくと生きてるなんて…死ぬよりカッコ悪ぃやって…そう思っただけさ』
と自分の行動の理由をクロコダインへ話す名シーン。
武人でもあったクロコダインはこのポップの言葉に心を打たれ、人質を取ってまで醜く勝利を掴もうとした自分を悔いるのだった。