エヴァの新劇場版にて登場したエヴァ13号機、『エヴァンゲリヲン新劇場版Q』で登場し、パイロット2人がエントリーされることで起動する最強のエヴァンゲリオンとして登場しました。
ゲンドウの罠によりフォースインパクトを引き起こしたエヴァ13号機であり、シン・エヴァンゲリオン劇場版ではゲンドウの人類補完計画の最後の仕上げとして再度封印されていました。
ゲンドウの計画を阻止するべく、アスカが乗った新型エヴァ2号機によって停止信号プラグを打ち込もうとした際に突然起動し、2号機をアスカもろとも打ち破りました。
突然起動した13号機に対して、アスカは『シングルエントリーじゃなかったの?』との意味深な発言をしていました。
では、エヴァ13号機はなぜ突然起動したのか?としてだれがパイロットとして搭乗していたのかについて解説していきます。
Amazonプライムビデオでシン・エヴァンゲリオン劇場版を視聴する【公式サイト】
エヴァ13号機に乗っていたのは?
では、エヴァ13号機に乗っていたのは一体だれか?という問題についてです。
1人目は渚カヲルの魂がエントリーされている
まず1人目はエヴァンゲリヲン新劇場版Qで13号機の中で死亡した渚カヲルであると考えられます。
そして、エントリープラグの中にカヲルの魂だけが残っている状態でした。
元々渚カヲルはゼーレが人類補完計画を成すために送り込んだ人物であり、ゼーレの目指し人類補完計画の実行者として登場していましたが、ゲンドウの目指す人類補完計画はゼーレのそれとは異なっていたため、ゲンドウにとっては、渚カヲルの自我が邪魔となっていました。
ゲンドウとゼーレの目的の違いはこちら↓で紹介しています。
そこで、新劇場版Qでは、カヲルの肉体だけを始末しその魂だけを回収することに成功。
そして、ヴィレ側もカヲルの魂を利用したエントリープラグをエヴァ13号機に利用していることは予想していました。
エヴァ13号機はダブルエントリー(パイロットが2人必要)が特別な機体であるため、カヲルの魂だけでは動くことは無いとアスカたちは判断していました。
しかし、新エヴァ2号機によって停止信号プラグを打ち込もうとした際に突然13号機が起動し、2号機は敗れてしまいました。
その際にアスカは『シングルエントリーじゃなかったの?』とセリフを残します。
それではもう1人はいったい誰がエントリーされていたのか?
2人目はオリジナルのアスカ
2人目は作中でも登場していた、オリジナルの『式波シリーズのアスカ』でした。
アスカは旧作版の惣流・アスカ・ラングレー(テレビシリーズや劇場版の過去作)と新作版の式波・アスカ・ラングレー(新劇場版 序~シン・エヴァンゲリオン劇場版まで)とでは名前や細かな設定に違いがありました。
シン・エヴァンゲリオン劇場版にて式波・アスカ・ラングレーはNERVによって作られたクローンであることが発覚しました。
そのため、エヴァ13号機に乗っていたのは『渚カヲルの魂』と『オリジナルのアスカ』ということになります。
ゲンドウの罠にはまってしまったアスカですが、ゲンドウの本当の狙いはさらにその先にありました。
アスカの左目の使徒をも狙う
新劇場版破にて使徒に浸食されたエヴァ3号機に乗ったことにより、使徒からの浸食を受けたアスカ、そしてダミーシステムにより起動した初号機に殲滅されてしまいましたが、その後生きていたアスカでしたが、左目には第9の使徒を封じ込めていた。
そして、エヴァ13号機に停止信号プラグを打ち込もうとした際にエヴァ2号機が13号機を恐れて自らATフィールドを展開してしまったため、ATフィールドを打ち消すため、アスカは封印していた第9の使徒の力を利用するため封印を解きました。
ゲンドウの狙いはまさにそこにありました。
先述したように突如起動したエヴァ13号機により2号機が敗れてしまい、エヴァ13号機に取り込まれてしまいました。
エヴァと使徒の力が合わさることでインパクトが発生させることが出来るため、アスカの中の使徒の力を狙った全てがゲンドウの計画通りのシナリオでした。
まとめ
エヴァ13号機の起動に必要な2人のパイロットについて、オリジナルのアスカは分かりやすく描かれていましたが、もう1人のカヲルについては、少しわかりにくかったかもしれませんが、オリジナルのアスカが登場する際に足元にカヲルのようなシルエットの人物が映っているのが分かると思います。
このことからエヴァ13号機にはカヲルとオリジナルのアスカがパイロットとしてエントリーされていたのだと分かりました。