エヴァンゲリオンは多くの謎に包まれたストーリー上に加え毎回キーワードとなる難しい単語が多く登場しますが、シリーズ最終章『シン・エヴァンゲリオン劇場版』でも様々なワードが登場しました。
今回は『マイナス宇宙(裏宇宙)』について紹介しようと思います。
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マイナス宇宙(裏宇宙)とは
シン・エヴァンゲリオンで登場したマイナス宇宙は、インパクトにより開かれたガフの扉の先に存在する現実と虚構が同一化した空間で、人間の肉体の機能では知覚できない場所になっておりミサトたちの乗るヴンダーも手が出せないとのことでした。
人間の肉体の機能で知覚できないが、LCLによって知覚可能な仮想世界を作り出しています。
ちなみにマリはマイナス宇宙のことを『裏宇宙』と表現していました。
裏宇宙に存在するゴルゴダオブジェクトでシンジ(エヴァ初号機)とゲンドウ(13号機)の戦闘が開始されましたが、場面が特撮のセットのようなシーンがあったり、2年A組のクラスやミサトの部屋、綾波の部屋など違和感を感じるシーンもこのマイナス宇宙でLCLによってシンジが知覚している仮想世界を表現されていました。
マイナス宇宙はウルトラマンのオマージュ
エヴァの監督の庵野氏はウルトラマンのファンとしても知られており、今作中では特にウルトラマンのオマージュを感じる場面が多く出てきました。
マイナス宇宙についてもウルトラマンエースに登場しており、ゴルゴダオブジェクトの元となるゴルゴダ星があったのがマイナス宇宙でした。
ウルトラマン上での設定では、マイナス宇宙は別の次元に存在しており、光速以下では侵入するこが出来ない設定となっていました。
エヴァが光速で移動できるのか不明ですが、ヴンダーがマイナス宇宙に手出しできないことや人間の五感では知覚できない設定のヒントになっていそうです。
まとめ
インパクトによってガフの扉が開かれ、初めて扉の向こう側に侵入した今作でしたが、その先に存在しているマイナス宇宙とそこにあるゴルゴダオブジェクトがゲンドウが目指した目的地でした。
エヴァの世界感を表現するの庵野監督が好きなウルトラマンのオマージュを取り入れ、シリーズをまとめており、全体的にうまく完結した良作だったと思います。