ヱヴァンゲリヲン新劇場版に登場した『ガフの扉』についての考察

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現在アニメで放送されていた『新世紀エヴァンゲリオン』をリビルドした『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』がシリーズとして放送されています。

エヴァはその難解なストーリーや初耳の用語がさも当然のようにストーリー内で説明もなく使用されます。

しかし、その謎がファンの間で謎解きのような状態になり様々な考察がネット上で賑わっています。

今回はそんなエヴァの中で登場した『ガフの扉』そしてについて考察していきたいと思います。

当記事も考察なので、100%これだ!というわけではなく、可能性として記事にさせていただきますのでご了承下さい。

 

ガフの扉とは

ガフの扉

©カラー

ガフの扉を説明する前にその奥にある『ガフの部屋』についての考察が必要になります。

ガフの部屋とは、もともとユダヤの伝説に『魂が集まる場所』として記されています。

この世に生まれてくるすべての子供達は、この部屋で魂を授かり生まれてくる。スズメはこのガフの部屋から降りてくる魂を見ることができるとされ、スズメのさえずりは子供が誕生する前兆である。また、魂がガフの部屋からなくなると、魂を持たない子供が生まれスズメは鳴くのをやめてしまう。そのため、スズメがさえずるのをやめるのは世界の破滅の前兆とされる。

出典:ウィキペディア

エヴァの世界の生命体はアダム由来の生命体(使徒)とリリス由来の生命体(人類)があり、ガフの部屋もたまアダムのものとリリスのものが存在します。

※新劇場版『破』で初号機が開きかけた扉は絵コンテ集では『バラルの扉』と紹介されています。この違いは次で解説します。

そして、ガフの部屋は魂が集まる場所として存在しているため、生まれてくる魂も還る魂もここに集まります。つまりガフの扉が開くとはこのガフの部屋が魂を受け入れる状態(インパクト)になったことを指します。

セカンドインパクトは南極(白き月の落下地点)で、サードインパクトはネルフ本部(黒き月の落下地点)で発生しており、それぞれアダムとリリス由来の扉が存在している。

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ゼーレが進めている『人類補完計画』も全ての魂を一つにしてこのガフの部屋へ還ることがこの計画の目的になっています。

人類補完計画

©カラー

 

バラルの扉とは

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先述した通り、アダムとリリス由来の『ガフの扉』と初号機由来の『バラルの扉』が存在していますが、両方の扉の開いた先は共に『ガフの部屋』へ通じていると思われます。

ではなぜ名称をあえて変えているのかをここで考察します。

バラルとは旧約聖書に記載されているバベルの塔に由来しています。

バベルの塔とは『神と等しく』なろうとする人間の罪が描かれており、その描写がエヴァ世界にリンクしています。

アダムとリリス(神々)の持つ『ガフの扉』と神に等しくなろうと神(アダム、リリス)をマネて作られてエヴァによって『バレルの扉』を開くことが、ゼーレとネルフの目的でありました。

しかし、劇場版『破』では碇ゲンドウの計画でこのバレルの扉を開こうとしますが、それはゼーレの計画する人類補完計画(死海文書通り)とは内容が異なっていたため、カヲルを使い碇の計画を阻止しました。

サードインパクトを阻止

©カラー

 

インパクトについて

セカンドインパクト(推察)

旧劇場版でミサト、「使徒が覚醒する前にアダムを卵の状態にまで還元する」ことを手段として人類が人為的に発生させた可能性があります。

ファーストインパクト後眠りについていたアダムに対しゼーレの目的によりロンギヌスの槍を使いアダムのATフィールドを中和し、ヒトの遺伝子を融合させます。(後の新劇場版のカヲル?)これによりアダムが覚醒。しかし、槍が刺さったまま目覚めたアダムは暴走を始めます。

ロンギヌスの槍の反ATフィールドの力によってアダムは自らを胎児化させ始め魂を『ガフの部屋』へ戻すため扉を開こうとします。

旧劇場版冒頭の冒頭のセカンドインパクト発生直前のシーンで科学者たちのざわめきの中の会話で下記のような会話が聞き取れます。

「ガフの扉が開くと同時に熱滅却処理を開始」
「構成原子のクォーク単位での分解だ。急げ!」

つまり、人類にとって脅威である使徒を生み出すアダムのもつ『ガフの部屋』この部屋の中を焼き払い、今後使徒が生まれることがないようにしようとした結果がセカンドインパクトに繋がったのではないかと思います。

 

サードインパクト

新劇場版におけるサードインパクト発生の条件を考察してみました。

旧世紀ではサードインパクトが起こる元凶となる法則が4つありました

  1. リリスから生まれた生命体【綾波レイ】がリリスに帰還する
  2. アダムから生まれた生命体【渚カヲル】がアダムに帰還する
  3. 使徒(第三使徒~第十六使徒)とシト(リリス)との直接融合
  4. S2機関を用いたエヴァ10体(量産型9体と初号機)とのS2機関解放そして融合

これらの条件で新劇場版『破』で初号機が覚醒に至った条件に最も近いものが1と3でが含まれています。

理由としてはこれらが挙げられます。

  1. 初号機はエヴァンゲリオンの中で唯一『リリス』をベースに作られたエヴァである。
  2. 初号機のコアにはシンジの母親『ユイ』が肉体ごと取り込まれている
  3. 第10の使徒に零号機ごと捕食された綾波レイ
  4. 綾波レイを助けたいシンジの心とシンジを助けたいユイ(=初号機)の心が呼応し、擬似シン化形態へと進化
  5. 第10の使徒のコアから綾波レイを救出します(条件1)
  6. 綾波レイ救出の際、第10の使徒のコアごと初号機へ取り込み融合(条件3)

これらの結果サードインパクトが発生しかけます。

結果的にカヲルが乗ったエヴァMark06によって途中で阻止しましたが、ガフの扉は開こうとしていました。

まとめ

ガフとの扉とバレルの扉そして、インパクトについて記載してきました。

ゼーレの人類補完計画と碇の計画にはこの扉を開くことが絶対条件のようなので、ヱヴァンゲリヲン新劇場版の新作ではこのあたりがもう少し描かれるのかもしれませんが、これらの謎解きがファンの間では人気でもあるので、謎を解明してほしい気持ちと、やっぱりハッキリはさせてほしくはない気持ちが混在しそうですね。

 

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