『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の最終作、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開が延期となってしまいました。
残念な発表ですが、公開を待つ間に過去の劇場版『破』をおさらいしておきたいと思います。
エヴァンゲリヲン新劇場版とは
エヴァンゲリオンは元々1995年~1996年にかけてテレビ放映された『新世紀エヴァンゲリオン』というもの。
放映当時は人気がなかったものの、放映終了後にそのストーリーの展開や独特な表現が話題となり一台ブームを起こしました。
そんな『新世紀エヴァンゲリオン』を2006年にテレビシリーズを再構築(リビルド)した全4部作となる『エヴァンゲリヲン新劇場版』として制作されることが発表されました。
そして2007年に第1弾『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』 2009年に『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』 2012年に『エヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が公開され大きな話題となりました。
そしてシリーズ最終作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は現在公開日を様々な要因から延期が続いておりますが、近日公開予定となっています。
シリーズ第2作目となったエヴァンゲリヲン新劇場版『破』のあらすじをまとめています。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
シリーズ2作目となる『破』
前作『序』はTVシリーズのストーリーに沿った作品だったのと違い、『破』はオリジナルのストーリーとなりました。
新たなキャラや新たなエヴァ、使徒など新たなエヴァンゲリヲンとして期待感が一気に高まった作品です。
エヴァンゲリヲン新劇場版:破
【公開】 2009年
序はTV版に沿った作品展開となっていましたが、この破からは全く新しい独自の展開を繰り広げていくことになります。
破は新劇場版から初登場した(マンガ版では登場済)真希波・マリ・イラストリアスとエヴァ仮設5号機による第3の使徒殲滅作戦からスタート。
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仮設5号機が使徒のコアを射抜きそうになった瞬間に使徒が自爆しエヴァを巻き込みましたが、マリはエヴァから脱出しなんとか助かりました。
このマリはゲンドウの事を『ゲンドウ君』と呼んだり、シンジの事を『NERVのワンコ君』と呼んだりするなどその存在は謎が多い存在。
そして、TV版でも登場する人気キャラのドイツ出身のエヴァパイロット アスカが登場。
第7の使徒をエヴァ2号機で鮮やかに殲滅するアスカ。
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しかし、TV版では惣流・アスカ・ラングレーという名であったが新劇場版では式波・アスカ・ラングレーという名前で登場。
強気な性格はそのままですが、TV版では加持リョウジに好意を抱いていた描写が無くなり、次第にシンジに惹かれるような展開加わります。
その加持もゲンドウとNERV副司令官冬月コウゾウに会うため司令室を訪れていました。
SEELE(ゼーレ)の目論む『人類補完計画』の資料と共に、一抱えもあるケースを渡す。
ケースの中身は人類補完の要「ネブカドネザルの鍵」と呼ばれるものが入っていた。
そして、ゲンドウは冬月とともに、月面に建造されたSEELEの基地「タブハベース」で開発が進む【エヴァンゲリオンMark.06】の姿とその指先に座っている渚カヲルの姿。
そんな中衛星軌道上に突然現れた、第8の使徒。
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自信を質量爆弾のように利用することで、隕石のような破壊力を得るため直撃すればターミナルドグマさせ貫通する程の威力となるため、なんとしても地上への直撃を避けるため、ミサトはエヴァ3機により地上へ落下する前に受け止める作戦を立てます。
1人で出来ると言い張るアスカですが、落下地点に間に合わずにシンジが落下する使途を受け止めます。
シンジが落下を防いでいる間にアスカがコアを破壊しようとしますが、コアの動きが速くて射抜くことが出来ないところをレイがコアを掴みチャンスを作り、アスカが止めを刺し殲滅することに成功。
アスカは1人では何も出来なかったことによりショックを受けていました。
そんな中エヴァ3号機の起動実験パイロットに選ばれたアスカ。
エヴァ3号機に乗り込む前に自分の中に変化があったこと、そしてその感覚も悪くない事をミサトに打ち明け、晴れ晴れとした表情で3号機に乗り込む。しかし、エヴァ3号機はすでに浸食型の使徒により汚染されており、アスカごと取り込み脱出不可能となってします。
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アスカを乗せたエヴァ3号機を使徒と判断し撃破指示を出されたシンジですが、中にアスカがまだ乗っていることを知り『アスカを殺すくらいなら殺されていい』と戦う事を拒否します。
使徒に浸食されつつも戦うことを拒否し続けるシンジに対し、ゲンドウは初号機の制御をシンジからダミーシステムに切り替えるよう指令を出します。
ダミーシステムはNERVが進めていたパイロット不在でもエヴァが戦闘出来るシステムであり、そのシステムは未完成のため赤木リツコ不在時の使用に不安があったため、マヤは困っていたがゲンドウの強い指示により、ダミーシステムを発動。
ダミーシステムで動くエヴァ初号機は残虐で3号機をバラバラに破壊していきます。(少しグロい)
そして、アスカが入っているエントリープラグをかみ砕き、使徒を殲滅し初号機は活動を停止します。
奇跡的に一命をとりとめたアスカは使徒からの精神汚染の可能性があるため、延命装置に入れられたまま。赤木率はアスカを【貴重なサンプル体】として厳重に隔離しました。
エヴァ3号機との戦闘におけるゲンドウの行動に怒りエヴァ初号機に乗り暴れたシンジであったが、LCL(エントリープラグ内に満たされた液体)濃度を上げられ、行動不能となりその後エヴァにはもう乗らないことをゲンドウに告げNERVをあとにする。
シンジが行く当てもなくモノレールに揺られていると使徒の襲来を知らせる非常事態を促すアナウンスが流れる。
襲来してきた第10の使徒はこれまでにない強力な力を持った(最強の拒絶タイプ)敵であった。
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ジオフロントまで侵入してきた第10の使徒を迎撃したのは、出撃命令が出ていないエヴァ2号機。
そして搭乗しているパイロットはマリであった。
様々な武器を使い攻撃を繰り返すが敵に傷1つ付けることが出来ずに『このままでは勝てない』と悟ったマリは突如【裏コード ザ・ビースト】というエヴァの攻撃特化型の第2獣化形態へと変貌しての攻撃さらには、レイが乗り込む零号機が手にした【N2航空誘導弾】による自爆攻撃にも無傷であった。
そして自爆のダメージで動けなくなった零号機をレイごと捕食してしまった第10の使徒。
ジオフロントに戻って来ていたシンジはその光景を目にし、初号機のあるNERVへ走り出します。
エヴァ初号機をダミーシステムで起動しようとするもうまく行かず手を焼いていたゲンドウの下へシンジが到着し、ゲンドウからなぜ戻ってと問われ、自分は『初号機のパイロット碇シンジです』と叫び初号機で出撃。
しかし、すぐに活動限界がきて動けなくなるが、綾波を助けたいシンジの強い気持ちに初号機が呼応し覚醒する。
覚醒した初号機は第10の使徒を圧倒していき、使徒のコアから吸収されたレイを救出。その瞬間第10の使徒は巨大なレイのような形へと姿を変え初号機に同化していく。
そして初号機により世界の終わりを告げるサードインパクトが始まろうとした瞬間、突如飛来した槍が初号機のコアを破壊しそれを食い止めた。
ヱヴァンゲリオンMark.06とともに空中に浮かぶ、パイロットスーツに身を包んだカヲルの姿があった。
神に近い存在へと変わっていく初号機は、吸収されたレイを使徒のコアから救出。翼を持ったその姿に、ミサトは15年前目にしたセカンドインパクトを思い出す。
まとめ
シリーズ2作目のエヴァンゲリヲン『破』はファンからの評価も高く、新たな展開によって次回作への期待が高まるものとなりました。
シンジ、アスカ、レイはどうなってしまうのか。ラストに登場したカヲルの目的など、気になる事が目白押し。
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