テレビ放送された旧作『新世紀エヴァンゲリオン』と新劇場版として今なお続いている『新劇場版ヱヴァンゲリヲン』ともに『エヴァンゲリオン』という人型の兵器に少年少女がパイロットとして乗り込み、未知の生物『使徒』と戦うSFロボットアニメ。
その謎に包まれたストーリーと魅力的なキャラによって、凄まじい人気を誇りテレビ連載から20年以上たった今でもネット上で話題となる作品です。
旧作と言われるテレビ版、旧劇場版と新作の新劇場版は同じ題材でストーリーが進んでいくのですが、途中からパラレルワールドのように話しが分岐していきます。
それに沿うように登場する使徒にも変化がおきています。
旧作では使徒それぞれに名前があるのに対し新劇場版では特定の使徒以外は『第〇の使徒』とだけ表記されていたり、同じキャラでもナンバリングが異なっていたりします。
ネット上ではこれにもストーリー上の理由があるなど話題となっており、実際に映像にもそれを匂わせるような内容が随所にちりばめられています。
そこで今回はエヴァの敵である使徒を旧作と新作で比較を一覧表という形で紹介します。
またそれぞれを細かく説明した記事のこちらにありますので、参考にどうど
第1使徒『アダム』 第1の使徒『アダムス』
旧作版では第1使徒『アダム』と呼び新劇場版では第1の使徒『アダムス』と呼んでいます。
なおアダムスの画像についてはこれが本当にアダムスであるかどうかの確証がなく、おそらくアダムスであろう存在となっています。
使徒を生み出す存在として地上の支配者となる予定であった使徒。
第1使徒『アダム』
第1の使徒『アダムス』
第2使徒『リリス』 第2の使徒『リリス』
第2使徒と第2の使徒の名前は共にリリス顔の仮面の模様が異なっている。
旧作版のリリスの仮面の模様はゼーレの模様に似ているのに対し、新劇場版のリリスの仮面の模様は使徒の顔に似た模様となっている。
また人類を生み出した存在がリリスであるとされている。
第2使徒 『リリス』
第2の使徒 『リリス』
第3使徒『サキエル』 第3の使徒
第3の使徒から固有名詞は無くなっています。また第3の使徒は新劇場版オリジナルの使徒でありテレビ版には登場しません。
第3使徒 『サキエル』
サキエルは水を司る天使が名前の由来となっています。
第3の使徒
第3の使徒は新劇場版から新たに追加された使徒になっています。
第4使徒『シャムシエル』 第4の使徒
第4使徒 『シャムシエル』
シャムシエルは昼を司る天使が名前の由来となっています。
第4の使徒(旧作版 第3使徒サキエル?)
旧作版で第3使徒として登場したサキエルが新劇場版では第4の使徒として登場。
ただし、サキエルという名は付いておらず、あくまでも第4の使徒として登場しています。
第5使徒『ラミエル』 第5の使徒
第5使徒 『ラミエル』
ラミエルは雷を司る天使が名前の由来となっています。
第5の使徒(旧作版 第4使徒シャムシエル?)
先ほどの第4の使徒同様にこの第5の使徒も旧作版のシャムシエルに似たデザインになっています。
第6使徒『ガギエル』 第6の使徒
ガギエルはアニメ版にのみ登場する使徒でここから新劇場版では登場しない使徒が出てきます。
第6使徒 『ガギエル』
ガギエルは魚を司る天使が名前の由来となっています。
ガギエルは旧作版のエヴァ2号機の初対戦の相手として登場しましたが、新劇場版では登場することはありませんでした。
第6の使徒(旧作版 第5使徒ラミエル?)
旧作版の第5使徒ラミエルに似た第6の使徒、デザインはほとんど同じですが、第6の使徒は攻撃の際に形態を変化させて襲ってくるのが特徴。
第7使徒『イスラフェル』 第7の使徒
第7使徒 『イスラフェル』
イスラフェルは音楽を司る天使が名前の由来となっていました。
イスラフェルもガギエルと同様にアニメのみ登場の使徒。
ストーリーとしては、中々面白いストーリーであったため新劇場版での登場なしは残念でした。
第7の使徒
第7の使徒は新劇場版オリジナルの使徒。
アスカがパイロットを務めるエヴァ2号機の初対戦の相手として登場しました。
第8使徒『サンダルフォン』 第8の使徒
第8使徒 『サンダルフォン』
サンダルフォンは胎児を司る天使が名前の由来となっていました。
サンダルフォンもアニメ版のみの登場。
第8の使徒
第8の使徒は後に登場する第10使徒サハクィエルに似た使徒として登場しますが、落下時に形態を変化させたりコア部分から人型の使徒が出てきたりと大きな違いがあります。
第9使徒『マトリエル』 第9の使徒
第9の使徒は触れたものに寄生する使徒であり、エヴァ3号機のエントリープラグへ寄生しました。
新劇場版のパイロットはアスカでアスカもろとの寄生されてしまい、ダミーシステムで凶暴化した初号機によって無残に殲滅されました。
第9使徒 『マトリエル』
マトリエルは雨を司る天使が名前の由来となっていました。
マトリエルもアニメ版のみの登場。
第9の使徒
第9の使徒は触れたものに寄生する使徒であり、エヴァ3号機のエントリープラグへ寄生しました。
後に登場する第13使徒『バルディエル 』とストーリー内容もよく似た使徒。
ですが、エヴァ3号機へ搭乗し使徒からの浸食を受けるパイロットに大きな違いがあります。
第9の使徒に浸食を受けるのはアスカでした。
第10使徒『サハクィエル』 第10の使徒
第10使徒 『サハクィエル』
空を司る天使が名前の由来となっていました。
新劇場版でも似た使徒として第8の使徒が登場しますが、デザインが一新されていました。
第10の使徒
最強の拒絶タイプの使徒として登場し、最もネルフを追い込んだ使徒といっていいでしょう。
旧作版の第14使徒『ゼルエル』に似ていますが、形態は異なっています。
またレイごと零号機を取り込み形態を変化させるなど、新劇場版オリジナルの驚きの展開に騒然としました。
第11使徒『イロウル』 第11の使徒
第11使徒イロウルは恐怖を司る天使が名前の由来となっていました。
ネルフのメインコンピュータに侵入するウイルスのような使徒で初めてエヴァ以外の方法で殲滅された使徒。
第11の使徒は新劇場版では描写されておらず、様々な憶測がネット上でも広がっています。
第11使徒 『イロウル』
イロウルは恐怖を司る天使が名前の由来となっていました。
第11の使徒(作中に未登場のまま)
第11の使徒は新劇場版では描写されておらず、様々な憶測がネット上でも広がっています。
参考の画像はシン・エヴァンゲリオンの予告時に凍結されるエヴァ初号機として一瞬登場していた映像です。ニアサードインパクトを起こし、使徒として凍結されてのでは=第11の使徒では?と勝手に想像しています。
第12使徒『レリエル』 第12の使徒
第12使徒『レリエル』
レリエルは夜を司る天使が名前の由来となっていました。
第12使徒もテレビ版のみの登場となり、球体は実体ではなく下の影のようなものが実体であるやっかいな使徒でした。
第12の使徒
第12の使徒は画像はエヴァMark.06のものになっていますが、実際はMark.06に寄生したケーブル上の形状をしています。
第13使徒『バルディエル』 第13の使徒
第13使徒『バルディエル』
バルディエルは霞を司る天使が名前の由来となっていました。
テレビ版のバルディエルは新劇場版と同じくエヴァ3号機に寄生した使徒であった。パイロットはシンジのクラスメイトの鈴原トウジであった。
第13の使徒(=渚カヲル=第1使徒アダム?)
新劇場版の第13の使徒は本来存在しないはずであったが、碇ゲンドウの計画によってカヲルが第1使徒から第13の使徒へ堕とされたようである。
新劇場版に登場する使徒は第1の使徒から第13の使徒まででした。
旧作版第14使徒以降の使徒一覧
先述した通り、新劇場版では第13の使徒までした登場しませんが、旧作版では第18使徒まで登場します。
残りの第14使徒から第18使徒までを紹介します。
第14使徒『ゼルエル』
ゼルエルは「力」を司る天使が名前の由来となっていました。
新劇場版の第10の使徒とよく似た使徒であり、新劇場版同様にゼルエルもネルフ本部侵入まで成功した強力な使徒でした。
第15使徒『アラエル』
アラエルは「鳥」を司る天使が名前の由来となっていました。
天使の名同様に鳥のような形状をしており、宇宙から精神汚染攻撃を展開してくる厄介な敵でした。この精神汚染をモロに受けたアスカはこれ以降廃人のようになってしまいました。
第16使徒『アルミサエル』
アルミサエルは「子宮」を司る天使が名前の由来となっていました。
アラエルと同様にパイロットの精神を対象に攻撃をしてきます。エヴァに侵食、融合しようとする習性を持っており、レイが乗るエヴァ零号機に融合してきましたが、レイの零号機自爆により殲滅しました。
第17使徒『ダブリス』
ダブリスは「自由意思」を司る天使が名前の由来となっていました。
最後のシ者(カヲルの苗字である渚をシと者に分けている)として登場した渚カヲルであるが、その魂は第1使徒アダムのものである。セントラルドグマ深くに捕らわれていると思われていた自身の本当の肉体(アダムの肉体)を取り戻しにいくが、そこにあったのがリリスの肉体であることを悟り、シンジに自分を殺しもらうことを願う。
第18使徒『リリン』
リリンの名前の由来はユダヤ教の伝承に登場するリリスがサタンと交わって生まれたとされる悪魔の事を指している。
エヴァの世界では人類の事をリリンとカヲルが呼んでいました。
まとめ
エヴァのストーリーには欠かせない使徒。
使徒の中にはただの敵もいますが、物語の大きなカギを握る使徒が何体か存在しています。
またテレビ版の旧作と新劇場版での登場する使徒の違いについても意味を持っている可能性が高く、今後の展開にも期待がかかります。
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