ヱヴァンゲリヲン新劇場版に登場した『アダムス』とは?

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大ヒット作の『新世紀エヴァンゲリオン』

新劇場版(劇場版での表記はエヴァンゲリヲン)が今現在継続中であり近々続編が公開される予定のようです。

エヴァンゲリオンを語っていく上で重要な存在となる使徒。その使徒の産みの親である『アダム』

アニメ版や旧劇場版ではアダムと呼ばれていたモノが新劇場版ではなぜか『アダムス』と呼ばれるようになりました。

この記事ではアダムスとは何なのか?について考察していきたいと思います。

 

 

 

 

アダムスとは

新劇場版で突如として登場したワード『アダムス』

もともとアニメ版では1体の光の巨人でセカンドインパクトを起こした『アダム』であったものが新劇場版でセカンドインパクトを起こした際には光をまとった4体の巨人として描かれています。

アダムが複数体いることにより複数形”ス”が付与され『アダムス』になっているのでは?と考えられます。

アニメ・旧劇場版(第1使徒アダム) 新劇場版(第1の使徒?アダムス)
アダムス
©GAINAX ©カラー

ではなぜ複数体存在するのか?という疑問に行き着くと思いますが、そこにはある人物の存在がキーとなっていると思われます。

またエヴァシリーズで登場する使徒の行動パターンを見ていて感じることはアダムから生まれる使徒は経験した物などを共有もしくは次の使徒へ対して引き継ぐことが出来ているようです。

このことがこの考察でのキーにもなります。

 

 

アダムの魂が宿った存在『渚カヲル』について

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物語の上で謎が多い少年として登場する『渚カヲル』

シンエヴァンゲリオン劇場版を受けて渚カヲルについて、渚カヲルの正体とは?でも紹介しています。

彼はゼーレが作り出したアダムの魂が宿った存在として登場します。

アニメ版では『第17使徒ダブリス』として登場しますが、その実態はアダムとされています。

そして、新劇場版で登場した際のセリフ

序:『また3番目とはね 変わらないな、君は 逢えるときが楽しみだよ、碇シンジ君』

破:『さあ、約束の時だ、碇シンジ君 今度こそ君だけは…幸せにしてみせるよ』

序、破でのカヲル登場シーン時点では、カヲルとシンジが接触しているシーンはどこにもありません。

それにも関わらず、シンジの名前を知っている。そして、『“また”3番目とはね』というこのセリフ。

ものすごく引っかかりますよね。

“また”とは何を指しているかというとアニメ版・旧劇場版のことを指していると思われます。

つまり旧作と新作の世界は繋がっているもしくはループしているのでは?という仮説が立てられます。

その仮説が正しいと仮定した場合にアダム(魂)が複数存在する可能性が出てきます。

それが、旧劇場版に登場した量産型エヴァシリーズ登場時の一瞬のシーンにあります。

エヴァ量産型

©GAINAX

旧劇場版エヴァンゲリオン『まごころを君に』での1シーンエヴァ量産機はアスカが乗った弐号機をグチャグチャにしたトラウマのエヴァですが、エヴァをコントロールするエントリープラグが挿入されるシーンが一瞬だけ移されます。

それがこちら

エヴァ量産型ダミープラグ

©GAINAX

なんとエントリープラグに搭載されてダミープラグに『KAWORU.01』と表示されています。

通常は『EVA-01』のような表記をされているのに対して『KAWORU』と表示されているため、量産型のダミープラグとしてカヲルが使われていたということになります。

エヴァ量産型は全部で9体。つまりエヴァ量産機に必要な分だけカヲル(魂はアダム)のコピーが使用されたエントリープラグがあったと思われます。

そして旧劇場版では初号機と9体の量産型でサードインパクトが発生してしまい、シンジとアスカ以外の人類は全てLCLになり混ざり合ってしまう結果になりました。

その結果はシンジの望む幸せではなかった事を量産型に使用されていたカヲルが知っているという事になり、先述した通り使徒は経験したことを共通もしくは引き継がれている説が正しければ、

『破』のセリフ『さあ、約束の時だ、碇シンジ君 今度こそ君だけは…幸せにしてみせるよ』に繋がったと思われます。

そして『Q』では自身の事を第1使徒(第1使徒はアダム)と呼んでいます。のちに13番目に堕とされたとある。この使徒の呼び方については旧作と新作で微妙に違っています。

それについてはこちらで紹介しています。

新劇場版と旧作版のエヴァンゲリオンに登場する使徒を分かりやすく紹介
テレビ放送された旧作『新世紀エヴァンゲリオン』と新劇場版として今なお続いている『新劇場版ヱヴァンゲリヲン』ともに『エヴァ...

では、そこから『アダムス』へどう繋がっていくのかを次で解説します。

4人のカヲルがアダムス?

先述した通りエヴァ量産型にカヲル(魂はアダム)のコピーが使用されたとするとそこに繋がりそうなシーンが新劇場版『序』のカヲル初登場シーンです。

静かな月面

©カラー

棺が9個並んでおり、その5番目からカヲルが出てきてその後の物語に関わってきます。

そして、その前の4つの棺はすでに開いています。

このすでに開いている4つの棺からもカヲルが出てきていた可能性があります。

なぜかというと先ほどから登場している旧劇場版のエヴァ量産型が9体存在しており、そこのカヲル(アダムの魂)のコピーが使用されていた可能性があるからです。

そして、インパクトを起こせるものまたアダムです。

そのため、セカンドインパクト発生時の光を帯びたの4人はカヲルでありアダムの魂を持った存在が複数いることから『アダムス』と呼ばれると考えられます。

 

まとめ

  1. エヴァ量産型が全てて9体
  2. エヴァ量産型のダミープラグには『KAWORU』が使用されている
  3. 棺が9個並んでいる
  4. 棺がすでに4個空いており、5番目から新劇場版のカヲルが出てくる
  5. 新劇場版のセカンドインパクト時は4体の光の巨人
  6. 過去を思わせるカヲルのセリフ
  7. 『Q』にてカヲルが自身のことを第1使徒と言っていた

これらのことからアダムスとはアダムの魂を持ったカヲルである可能性が非常に高いように思われます。

これは可能性の1つだと思うので絶対ではありません。

またカヲルについては、別の可能性もありアダムスとは関係なく旧作と『序、破』と『Q』でそれぞれ異なったカヲルではないかとも推察できますが、これはこちらの記事の第12の使徒で説明しています。かなり無理やりなこじつけですが、、、

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