人気テレビアニメ『新世紀エヴァンリオン』
今もなお多くのコアなファンが存在し、新劇場版としてリビルドされている『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズなど今もなお多くも謎を残しており、その謎ときにファンは夢中になっています。
物語の重要なカギとなる『エヴァンゲリオン』とは一体何なのか?名義上はロボットとなっているが説明シーンでは『汎用人型決戦兵器』と言われる人造人間です。
テレビ版ではエヴァのコアには人の魂が入れられていると言われていますが、一体だれの魂が入っているのでしょうか?
今回はコアのベースとなっている魂が誰なのかを考察していきます。
エヴァンゲリオンとは
©カラー
エヴァンゲリオンとは『汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン』のことで、主に『エヴァ』と呼ばれる兵器の事。
ガンダムなどのロボットのように思われますが、その正体は『アダム』と『リリス』と呼ばれる人類や生命の始祖である神を模して造られた人造人間です。
そしてコアと呼ばれる重要な部位に人の魂が入れられているとの事です。
『アダム』や『リリス』などの使徒についてはこちらをご覧ください。
なぜコアに魂が必要なのか?
エヴァのコアになぜ魂が必要なのかを考察していきます。
エヴァは『アダム』と『リリス』を元に作られた人造人間であり、肉体はあるが魂が入っていない状態(抜け殻)であり、動かすためには魂が必要。
だがその魂はいわばCPUのような状態で保管されているため操縦するパイロットが必要になります。
そしてエヴァ(コア)とパイロットは人間が愛情を抱くときに使うとされるA10神経を介した神経接続によるコントロールシステムを採用しているおり、コアとパイロットのリンク(シンクロ)が非常に重要になってくる。
シンクロ率が少ないとエヴァを動かすことも出来なくなってしまうのです。
では、それぞれエヴァにはだれの魂が入れられているのかを考察していきます。
ちなみに新劇場版とアニメ版ではコアの考え方が少し異なっている可能性があるため、アニメ版を主体に考察していきます。
エヴァのコアには誰の魂が入っているのか?
初号機
パイロット:碇シンジ、綾波レイ(綾波は実際に操縦しているシーンはありません)
エヴァ初号機(アニメ版) | エヴァ初号機(新劇場版) |
©GAINAX | ©カラー |
エヴァの中でも特に重要な機体で初号機は『リリス』から作られています。
そんな作中でキーでもある初号機には一体だれの魂が入っているのでしょうか?
こちらはアニメ版・新劇場版共に主人公『碇シンジ』の母親『碇ユイ(綾波ユイ)』が肉体ごと入っています。
©GAINAX 【碇ユイ(綾波ユイ)】
新劇場版ではコアへのダイレクトエントリーの実験を行い、そのまま戻れなくなり初号機のコアとして入っています。
そのため、シンジを守るために暴走したり願いを叶えるために覚醒したり、ダミーシステム初実験の際にシンジが深く傷ついたことにより、以降ダミーシステムを一切受け付けなくなったりなど、シンジの心に強く反応しているシーンが多く見られます。
零号機
パイロット:綾波レイ
エヴァ零号機(アニメ版) | エヴァ零号機(新劇場版) |
©GAINAX | ©カラー |
最初に製作されたプロトタイプ(試作機)アニメ版では試作機の段階では新劇場版と同じカラーリングであったが、実践配備の際は『青色』に塗りなおされていたが、新劇場版では再び『黄色』になっている。
零号機のコアの魂は明確に言及されてはおらず、プロトタイプのため魂は入っていないのではないかと思います。
では、なぜ動かすことが出来るのかというとそれは『綾波レイ』の存在があるから。
綾波レイの魂は『リリス=神』の物となっています。リリスは人類を生み出した神であり、コアに魂が入っていなくても操縦が可能なのではないかと思われます。
アニメ版ではアダムの魂を持つカヲルは弐号機を遠隔操作していた。
※あくまで過程です。また、零号機には赤城リツコの母親『赤城ナオコ』の魂が入れられているのでは?という説もあります。
弐号機
パイロット:惣流・アスカ・ラングレー、式波・アスカ・ラングレー、渚カヲル、真希波・マリ・イラストリアス
エヴァ弐号機(アニメ版) | エヴァ弐号機(新劇場版) |
©GAINAX | ©カラー |
アダムから作られたエヴァ。アスカは『世界初の本物のエヴァンゲリオン』だと言っている。
コアについては明確に明言はされていませんが、アニメ版・旧劇場版ではアスカの母親である『惣流・キョウコ・ツェッペリン』が入れられているような会話シーンが見られるため、アスカの母親がコアに入れられているのではないかと思われます。
そしてアニメ版では渚カヲルが高いシンクロ率を計測したり、中に乗らずに外から遠隔操作したりしていますが、それはコアの魂とシンクロしているのではなく、『カヲル=アダムの魂』『エヴァ弐号機=アダムの肉体』のため、操作可能であったと思われます。
また新劇場版では、アスカの母親ととれる描写が無く、アスカの名前も『惣流⇒式波』へと変化したこと、マリが簡単操縦出来たことなどから不明となっていますが、作中に出てきた会話に『バックアップが用意されている』とのセリフからコアに入れる魂が複数ありそうです。
©貞本義行
エヴァ参号機(アニメ版)
パイロット:鈴原トウジ(アニメ版)、式波・アスカ・ラングレー(新劇場版)
エヴァ参号機(アニメ版) | エヴァ参号機(新劇場版) |
©GAINAX | ©カラー |
アニメ・新劇場版ともに使徒に浸食されてしまうエヴァンゲリオン。
アニメ版では『鈴原トウジ』がパイロットとして乗りダミープラグの初号機に凄惨なやられ方をしてしまうトラウマシーンですが、新劇場版ではアスカがパイロットとなり同様に初号機にやられてしまします。
こちらもコアの魂は明言されていませんが、アニメ版ではやはり鈴原トウジの母親が濃厚ではないでしょうか?
妹のサクラでは?という記事も出ますが、親子の繋がりという面では母親ではないかと思われます。
エヴァ量産機
パイロット:カヲルのダミープラグ
©GAINAX
『新世紀エヴァンゲリオン:劇場版Airまごころを、君に(旧劇場版)』で登場した9体のエヴァシリーズ。
コアについては言及されていませんが、エントリープラグには『KAWORU』と書かれたダミープラグが入れられていたため、アダムの魂が入ったことにより自在に動いたと思われます。
まとめ
新劇場版ではコアについては人の魂が入れられている(初号機以外)描写がないため、アニメ版とはシステムが異なる可能性があり、今回はあくまでもアニメ版をもとに考察してみました。
謎が多いエヴァの世界で考察すると様々な矛盾点や条件などがあるため、予想でしかありませんがエヴァとのシンクロは心の状態に左右されるため、母親説は有力ではないかと思っています。
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