Excelは数々の便利な関数が用意されており、これらを活用することで作業の効率が格段に向上します。今回は、Excel関数の中でも特に便利でよく使われる20種類を紹介します。これらの関数をマスターすれば、よりスマートなExcel作業が可能になります。
各関数の詳しい使い方についてはリンクを貼ってますので参考にしてみてください。
1. SUM 関数
セル範囲の合計値を求める基本中の基本。例えば、=SUM(A1:A10)
と入力するとA1からA10までのセルの合計が計算されます。
2. AVERAGE 関数
セル範囲の平均値を求める関数。例えば、=AVERAGE(B1:B5)
と入力するとB1からB5までの平均が計算されます。
3. VLOOKUP 関数
垂直方向(縦)の検索を行う関数。指定した値を範囲内から探し、関連するセルの値を取得します。
4. HLOOKUP 関数
水平方向(横)の検索を行う関数。VLOOKUPと同じく、指定した値を範囲内から探し、関連するセルの値を取得します。
5. INDEX 関数
範囲内の特定の位置にあるセルの値を取得する関数。=INDEX(C1:C10, 3)
と入力するとC1からC10までの範囲から3番目の値を取得します。
6. MATCH 関数
指定した値が範囲内で何番目に位置するかを返す関数。主に、VLOOKUPやINDEXと組み合わせて使用されます。
7. IF 関数
条件に基づいて結果を返す関数。=IF(A1>10, "Yes", "No")
と入力すると、A1が10より大きければ”Yes”を、そうでなければ”No”を返します。
8. COUNT 関数
指定した範囲内のセルに含まれる数値の数を数える関数。=COUNT(D1:D100)
と入力すると、D1からD100までの範囲内にいくつ数値が含まれているかを返します。
9. COUNTIF 関数
指定した条件を満たすセルの数を数える関数。=COUNTIF(E1:E20, ">50")
と入力すると、E1からE20までの範囲内で50より大きい値がいくつあるかを数えます。
10. SUMIF 関数
指定した条件を満たすセルの合計値を求める関数。=SUMIF(F1:F30, "<>0")
と入力すると、F1からF30までの範囲内で0以外の値の合計を計算します。
11. LEFT 関数
指定した文字列から左端の文字を取得する関数。=LEFT(G1, 3)
と入力すると、G1セルの先頭から3文字を取得します。
12. RIGHT 関数
指定した文字列から右端の文字を取得する関数。=RIGHT(H1, 2)
と入力すると、H1セルの末尾から2文字を取得します。
13. LEN 関数
指定したセルまたはテキストの文字数を返す関数。=LEN(I1)
と入力すると、I1セルの文字数を取得します。
14. CONCATENATE 関数
複数のセルや文字列を結合する関数。=CONCATENATE(J1, " ", J2)
と入力すると、J1セルとJ2セルの間にスペースを挿入して結合します。
15. IFERROR 関数
他の関数の計算結果がエラーの場合に代替の値を指定できる関数。=IFERROR(K1/K2, "Division by zero")
と入力すると、K1をK2で割る計算がエラーの場合に”Division by zero”を表示します。
16. SUMIFS 関数
複数の条件を満たすセルの合計値を求める関数。=SUMIFS(L1:L100, M1:M100, "A", N1:N100, ">10")
と入力すると、M列が”A”であり、N列が10より大きい場合のL列の合計を計算します。
17. AVERAGEIFS 関数
複数の条件を満たすセルの平均値を求める関数。=AVERAGEIFS(O1:O50, P1:P50, "B", Q1:Q50, "<>0")
と入力すると、P列が”B”であり、Q列が0以外の場合のO列の平均を計算します。
18. TEXT 関数
セルの値を指定した形式のテキストに変換する関数。=TEXT(R1, "yyyy/mm/dd")
と入力すると、R1セルの日付を”年/月/日”の形式で表示します。
19. ROUND 関数
指定した桁数に丸めた値を返す関数。=ROUND(S1, 2)
と入力すると、S1セルの値を小数点以下2桁に丸めます。
20. HYPERLINK 関数
セルにハイパーリンクを挿入する関数。=HYPERLINK("https://example.com", "リンク")
と入力すると、セルに”リンク”と表示され、クリックすると指定したURLにジャンプします。
これらのExcel関数を駆使して、効率的で正確な作業を実現しましょう。是非、日常業務に取り入れてみてください!