グリー(glee)は2009年から2015年までの6年間で全121話が放送されたアメリカのテレビドラマシリーズ。
【glee】とは『自分を解放し歓喜すること』また『合唱』のことであり、
本作における【glee】はチームが一丸となって歌とダンスの芸術性を競い合うパフォーマンスとなっている。
オハイオ州ライマにある架空の学校、ウィリアム・マッキンリー高校のグリークラブ(ニューディレクションズ)の活動がもとになっているミュージック・コメディ・ドラマです。
誰もが知る往年の名曲、ヒットチャートやミュージカルナンバーを時にはマッシュアップなどのアレンジを加えながら毎回幅広いジャンルをカバーしてパフォーマンスするのが最大の見所。
個人的には初期メンバーが一体となり活躍するシーズン2が一番のお気に入りです。
この記事ではメインキャストとメインで歌っている曲の紹介をしていきます。
紹介キャスト一覧
①ウィル・マイケル・シュースター
学生時代は同校のグリー部でスターだった過去があり、廃部寸前だったグリークラブの栄光復活を夢見て『ニュー・ディレクションズ』の顧問となります。
生徒からの相性は【シュー先生】
グリー部の栄光を取り戻すのがシュー先生の夢であるが、同じく同校のチアリーディング部顧問であるスー・シルベスター(後述)から執拗な嫌がらせをされたり、様々なトラブルを起こすグリー部員に頭を悩ませている。
こんな先生が欲しかったと思えるほどにグリーや生徒に持つ情熱は熱く時にはその思いが爆発して空回りしては反省をするシーンを見ます。
しかし、生徒の気持ちをよく理解し、寄り添ってくれるホントに頼もしい顧問です。
また歌唱力やダンスパフォーマンスもレベルが高く観たらきっと好きになると思います。
②レイチェル・バーバラ・ベリー
スターを夢見るちょっとウザったいキャラ。
歌の実力は本物で誰もが認めるところですが、自尊心が非常に強く、それにより周囲を常にイラつかせています。
生い立ちも特徴的で、代理母出産のゲイカップルの元に生まれ育っています。
構内のスターだったフィン(後述)に片思いし、紆余曲折を経て交際に至ったが、その後も近づいては離れてを繰り返し、フィンが逝去するまで関係が続きました。
グリーの大会でも大事な場面ではいつもメインを張る存在。
ちなみに名前の由来レイチェルは大ヒットしたドラマ『フレンズ』の主人公の1人レイチェル・グリーンからで、ミドルネームは『ファニー・ガール』の主演女優バーバラ・ストライサンドから来ています。
③フィン・ハドソン
アメフトのクォーターバックのスター選手だったが、シャワーを浴びながら歌っているところをウィルに見られて、半ば強引にグリークラブを掛け持ちさせられることになります。
当初はクイン(後述)と交際していたが、クインの浮気により破局。
その後先述通りレイチェルと付き合い始めたが、中々クインへの未練も断ち切れない状態が続いていきます。
ダンスが苦手だか、ドラムは得意でよく演奏しているシーンがあります。
母子家庭で育ったフィンは母親を大切にしてきました。
学校卒業後はグリークラブの副顧問をしたりと、グリーのなかでは無くてはならない存在でした。
しかし、シーズン5でフィン役のコリー・モンティスが死去したことで、同ドラマでも死去され追悼回が放送されました。
④スー・シルベスター
チアリーディング部『チェリオス』の顧問
ウィルとグリークラブに嫌がらせをして、潰そうとしてきます。
チアリーディング部を全国大会連覇させるほどの腕をもつのだが、その気性の荒さで色々なものに八つ当たりのような暴行を加えます。
しかし、ダウン症の姉ジーンや同様にダウン症の女子生徒ベッキーに対してはその症状をよく理解して、優しく触れ合える素晴らしい一面もあります。
物語を引き立てる意地悪キャラですが、時折グリークラブに対しても見せる手の平を返したような優しさ溢れる対応からは教師のあるべき姿を見せられます。
⑤エマ・ピルズベリー
同行のスクールカウンセラーとしてウィルやグリーの事を気にかけ応援してくれる女神さま。
自身は極度の潔癖症で悩んでいる。
また物語序盤からウィルに恋心を抱いており、一度は歯科医のカールと結婚するもその思いが断ち切れずに破局してしまいます。
グリーにおいて優しさ溢れる女神のような存在だが、その潔癖症により少々面倒な場面も出てきます。
スクールカウンセラーという立場のため、あまり歌うシーン自体は多くはありませn。
⑥カート・エリザベス・ハメル
ファッションセンスが抜群なゲイの少年。
幼い頃に母親を亡くして、父子家庭で育ちました。
当初フィンに恋心を抱いており、なんとかフィンに近づこうと父親とフィンの母親を引き合わせましたが、フィンからは拒絶されてしまいます。
しかし、その後互いの両親は結婚までたどり着き、無事に健全な兄弟となることができました。
シーズン2で、ブレイン(後述)と知り合い、交際を始め、とても仲睦まじい関係が続いていきますが、時にはすれ違ってしまい、距離が離れかけた時に2人の関係のファンだと意外な事実のスーにより関係を修復されました。
⑦メルセデス・ジョーンズ
レイチェルと共に双璧を成すほどの歌唱力の持ち主。
黒人シンガー独特のリズム感や歌声は決してレイチェルに引けをとりません。
しかし、グリークラブ内で中々リードボーカルを取らせてもらえない事に苛立ちを持っており、1度は『トラブルトーンズ』に加入するが、地区大会て敗れて『ニュー・ディレクションズ』に戻りました。
当初カートに好意を抱いていましたが、ゲイと知ってからは仲の良い友人として、互いを支え合っていきました。
その後サム(後述)と恋に落ちていきます。
レイチェルとはどちらが本物のディーバかを競い合っていますが、2人とも本当に歌唱力が凄まじいです。
⑧クイン・ファブレイ
美人で成績優秀なしかもチアリーディング部『チェリオス』のスターである才色兼備な女性。
スーのお気に入りであり、グリークラブを廃部に追い込むためにスパイとして潜入させられたが、クラブ内で共に過ごすうちに仲間意識が芽生えてきます。
当初フィンと付き合っていたが、パック(後述)の子供を妊娠してしまい、それが元でチアリーディング部を退部処分となる。
その時に寄り添ってくれたグリー部に心を打たれて、以後は2つの部内で揺れながらもグリークラブを大切にしていきます。
また中学時代に整形手術を受けた過去も持っている。
⑨サンタナ・ロペス
毒舌でなんでもストレートに言い、反感を買うことが多々あるが、当の本人は打たれ弱く面ある。
クインと同じくチアリーディング部に所属しながらスパイとして、グリークラブに潜入してきました。
様々な男と関係を持っていますが、本人はレズビアンであり、ブリトニーへ友情の他に恋愛感情を抱いていましたか、カートへのイジメを目の当たりにして、中々告白する勇気が出ませんでした。
シーズン2でようやく告白し、交際するもシーズン4では一度別れてしまいます。
しかし、やはり思いは断ち切れず最終的に元に戻ります。
⑩ブリトニー・スーザン・ピアーズ
いつも少しズレた言動をする彼女。
彼女もクイン、サンタナと共にチアリーディング部からのスパイとしてグリークラブへ潜入しました。
ダンスがとてつもなく上手いが、校内でパフォーマンスする際に口パクであったり、嘔吐(未成年飲酒を題材とした話の中で2日酔いでもパフォーマンス中であった)するなどの大失態も犯している。
男性経験豊富て全生徒制覇というとんでもない事を目指していたが、アーティ(後述)と付き合い出してからは一途な面がピックアップされました。
物語終盤ではその突拍子も無い発想から学者になるというこれまた突拍子もない展開になります。
⑪マイク・チャン
ダンスのテクニックは【ブリトニー・ピアーズ】と双璧となるアジア系の男子生徒。
厳しい両親育てられ、真面目で成績優秀。
両親からは将来は医者になるように教育されているが、本人はダンサーになることを望んでいます。
あたりピックアップされるシーンは少ないが、華のあるパフォーマンスはグリークラブを引き立ててくれる存在です。
⑫ティナ・コーエン=チャン
人との関わり合いを避けるために、吃音者のふりをしていたアジア系の女子生徒。
グリークラブでの活動により、本当の自分をさらけ出していけるようになり、吃音者のふりをするとかを辞めていきます。
当初アーティ(後述)と付き合うも喧嘩別れをしてしまい、後にマイクと付き合いだします。
ちょくちょくリードボーカルをこなすこともあり、上昇志向を示すようになっていきます。
⑬アーティー・エイブラムス
幼い頃の事故により、車椅子生活を余儀なくされた、男子生徒。
男性リードボーカルを務められる歌唱力と車椅子を自在に操り、華麗なステップを踏むことも可能です。
ティナ、ブリトニー、シュガー、キティらと交際するも、どれも喧嘩別れが多く長続きしませんでした。
また時折、夢などで立ち上がってパフォーマンスすることもあり、ダンスのセンスも抜群です。
⑭ノア・パッカーマン
フィンの親友で、アメフト部所属の不良。
当初はグリークラブのメンバーをイジメのターゲットにして、ゴミコンテナに放り込むなど、やりたい放題だった。
女性への手出しも早く、様々な女性と関係をもち、その中で親友の彼女だったクインを妊娠させてしまいました。
グリークラブに入って活動することで、メンバーへの仲間意識も強くなり頼れる存在へとなっていきます。
⑮サム・エヴァンス
シーズン2の途中から物語に登場。
父親が職の関係で転校してきたが、その後父親が失業するとこに。
アメフト部に入部するもシャワー中に歌っていたところを【フィン・ハドソン】がグリーへ誘い入部が実現。
しかし、クインと付き合いだした上にアメフト部ではクォーターバックを取り合う立場で、フィンとはよく衝突していました。
その肉体美を活かし、ストリッパーの仕事やニューヨークでモデルの仕事をしたりもらします。
⑯ブレイン・アンダーソン
シーズン2で登場。
差別や偏見が無いダルトン・アカデミー高校の『ウォーブラーズ』のリードボーカルとして登場します。
ゲイを公表している人物で、それに惚れたカートと交際をするようになります。
シーズン3でカートと共にいるために、マッキンリー高校に転校し、『ニュー・ディレクションズ』の仲間入りを果たします。
兄がいますが、全く馬が合わず関係は険悪ムードそのものです。
聖人のようなキャラクターだか、自分の芯はしっかり持っており時にはハッキリと物を言える人物です。
レイチェルと同様にソロでもその表現力は高く、初登場時に思わず見とれてしまうカートの気持ちがよくわかります。
⑰マーリー・ローズ
シーズン4から登場。
初登場が遅いにも関わらず、その圧倒的な可愛さから印象に残っているキャラ。
グリークラブの新入部員として加入するも中々自身が持てない弱気な性格と母親が肥満体系であることが少し気になっている。
また当初キティからの嫌がらせで摂食障害にも陥り、地区大会中に意識を失うアクシデントにも見舞われる。
とにかく初登場時のその容姿のインパクトが凄すぎて、一瞬で見とれてしまいました。
⑱キティ・ワイルド
シーズン4から登場。
当初はそのキュートな顔立ちからは想像できないほどの非道っぷりで、毒舌もサンタナを上回るのではという程。
特にマーリーに対しての嫌がらせは、酷いもので苛立った方も多いのではないでしょうか。
しかし、物語終盤ではグリーへの仲間意識も強くなりその笑顔が似合う魅力的なキャラクターになっていきます。
このドラマではチア部はスタートはどうしても嫌な性格になりがち。
⑲ホリー・ホリデー
ウィルの代理教師。
ウィルがインフルエンザで休んでいる間にグリークラブの顧問を務めた。
元々は生真面目な性格であったが、不良生徒に殴られた際に考えを変えて独自の教育方法や発想で生徒を指導し、生徒のみならずスー先生からも信頼を得た。
一時的にウィルと付き合ったが、のちにクリーブランドの高校からオファーをもらいウィルと別れてしまいます。
その美貌と美声は女性なら憧れるのではないでしょうか?
⑳エイプリル・ローズ
マッキンリー高校の卒業生であり、グリークラブのスター。
ウィルがグリークラブに入部するきっかけとなった人物でもある。
ブロードウェイ女優であったが、酒におぼれてしまいダメな人生を送っていたが、ウィルと再会し、ブロードウェイに復帰します。
しかし、また酒におぼれてしまい富豪の愛人になってしまうことも...
とにかく登場時からデタラメなキャラクターとして登場しているが、彼女が歌う歌にはどこか迫力があります。
まとめ
お気に入り主要メンバーを書いていきましたが、メンバーが高校を卒業したその後や新入生など様々なメンバーが加入していきますので、ぜひ見て欲しいドラマです。
また各メンバーについてももう少し詳細に書いていきたいと思います。
海外ドラマが好きな方なら見て損はないと思いますので、オススメです。