嘴平伊之助とは、【鬼滅の刃】に登場する鬼狩りの剣士である。
主人公の竈門炭治郎と同期の剣士で、作中での主要人物であり【獣の呼吸】の使い手。
嘴平伊之助
年齢 | 15歳 |
性別 | 男 |
身長 | 164㎝ |
体重 | 63㎏ |
誕生日 | 4月22日 |
呼吸 | 獣の呼吸 |
出身地 | 東京府奥多摩郡大岳山 |
声優 | 松岡禎丞 |
赤子の頃に山に捨てられ、その後、猪に育てられた。(と本人は思っているが、実は母親が上弦の弐であった童磨から追い詰められた際に伊之助だけでも守るため海に投げ逃がした)
そのため常識知らずで非常に粗暴な性格をしている。
また見た目のかなり特徴的で上半身は裸で頭には猪の被り物を被りっている異形な姿をしているが、素顔は非常に整っており女性のような顔をしている。
伊之助が被っている猪の被り物は育ての親である猪のものである。
人物像
誰にでも好戦的な態度で”一番”を目指す自称:山の王です。
伊之助は自身が縄張りにしていた山にあった人家に立ち寄るようになり、そこに住んでいた老人に餌を与えられたり、百人一首を読み聞かされた。
それにより人の言葉を喋れるようになった。その後その家で傍若無人な振る舞いを続けて育っていた。
©吾峠呼世晴
強さに固執しており、人を判断するのは単純に強いか弱いかである。相手が強ければ強いほど勝負を挑もうとする性格で非常に好戦的である。
また人の名前を全く覚えずに適当な名前を付けて呼んでいることが多い。
炭治郎との相性も良く煉獄が死んでしまい落ち込む炭治郎に対しても『悔しくても無くんじゃねぇ』『どんなに惨めでも恥ずかしくても生きていかなきゃならないんだぞ』と涙ながらに説教をし、ここぞという場面で自らも含めて仲間を奮い立たせられるキャラでもある。
©吾峠呼世晴
また、炭治郎と善逸と伊之助は常にともに修行をしてきており、誰かが道を踏み外しそうになったら皆で止めようなと誓っていたが物語終盤で鬼となってしまった炭治郎を止めるため首を斬ろうとするが、涙ながらに出来ねぇと思いとどまってしまうほど仲間思いな一面も持っている。
©吾峠呼世晴
身体能力
触覚
主人公の炭治郎が嗅覚に優れている一方、伊之助は非常に鋭い触覚を持っており、敵の殺気を感知して、相手が狙ってくる場所を予測したり、動きを読む事も可能です。
©吾峠呼世晴
ただし反対に殺気がない人は感知しにくいようです。
身体能力
伊之助の体の関節は非常に柔らかく、人並み外れた動きをします。
関節を自由に外すことも可能で、頭さえ入れば通る事が可能である。さらには臓器の位置を動かし致命傷を避けることが出来たりと驚異的な身体能力を持っている。
呼吸の技一覧
伊之助は獣の呼吸の使い手。
山で野生動物と共に育った伊之助が編み出したオリジナルの呼吸である。
獣の呼吸
- 壱ノ牙:穿ち抜き(うがちぬき)
- 弐ノ牙:切り裂き(きりさき)
- 参ノ牙:喰い裂き(くいざき)
- 肆ノ牙:切細裂き(こまざき)
- 伍ノ牙:狂い裂き(くるいざき)
- 陸ノ牙:乱杭咬み(らんぐいがみ)
- 漆ノ型:空間識覚(くうかんしきかく)
- 捌ノ型:爆裂猛進(ばくれつもうしん)
- 玖ノ牙:伸・うねり裂き(しん・うねりざき)
- 拾ノ牙:円転旋牙(えんてんせんが)
- 漆ノ型:空間識覚(くうかんしきかく)
©吾峠呼世晴
- 玖ノ牙:伸・うねり裂き(しん・うねりざき)
©吾峠呼世晴
獣の呼吸はオリジナルで伊之助の身体能力ありきの技ばかりだが、そのなかでも【漆ノ型:空間識覚(くうかんしきかく)】と【玖ノ牙:伸・うねり裂き(しん・うねりざき)】は伊之助の触覚と体の柔らかさがあってこその技となっています。
日輪刀
伊之助は炭治郎や善逸とは違い育手がいなく、独自で獣の呼吸を身に着けたため日輪刀が無かったので他の鬼殺隊士から日輪刀を奪い、鬼殺隊の最終選別を突破しています。
伊之助は2本持っており、刃こぼれしてギザギザしています。
ちなみに鬼滅の刃の剣士の中で二刀流の剣士は伊之助と音柱の宇髄天元だけとなっています。
そして、伊之助のちゃんとした日輪刀も作ってもらっています。刀鍛冶は鉄穴森鋼蔵です。
しかし、作ってもらったばかりの刀を石で叩きすぐさま刃こぼれさせ、温厚な鉄穴森鋼蔵に激怒されていました。
©吾峠呼世晴
伊之助の名言集
- 『猪突猛進!!猪突猛進!!』
- 『凄いだろう俺は!!凄いだろう俺は!!』
- 『ゴメンネ 弱クッテ』
- 『弱気なこと言ってんじゃねぇ!!なれるかなれねぇかなんてくだらねぇこと言うんじゃねぇ!!信じると言われたならそれに応えること以外考えんじゃねぇ!!死んだ生き物は土に還るだけなんだよ!べそべそしたって戻ってきやしねぇんだよ!悔しくても泣くんじゃねえ!』
- 『腹が減るぜ!!』
- 『否定ばっかするんじゃねぇ!!』
- 『見たかよ!!お前にできることは俺にはできるんだぜ!!』
- 『てめェェ!!これ以上俺をホワホワさすんじゃねぇぇ!!』
- 『俺は鬼殺隊の嘴平伊之助だ!! かかって来やがれゴミクソが!!』
- 『何のために修行してきたんだ!! 何のために!!』
- 『返せよ。手も足も命も、全部返せ。 それができないなら、百万回死んで償え!!』
- 『お前が言ったことは全部な 今俺が言おうとしてたことだぜ!!』
- 『ガーガー言うな 禰豆子に怪我とかさせんじゃねぇ お前そんな…そんな奴じゃないだろ』
- 『あんなに優しかったのに…!!元の炭治郎に戻れよォオオオ!!』
まとめ
初登場時は非常識でとてつもなくヒドイ奴のようだったが、炭治郎や善逸、鬼殺隊のメンバーと触れ合うにつれて人間らしく仲間思いになっていく成長やギャップは伊之助の魅了の1つだと思います。