鬼滅の刃の主人公の炭治郎の妹であり、物語のヒロインである竈門禰豆子(ねずこ)がある日、鬼舞辻無惨の襲撃を受け鬼にされることから物語が始まりました。
炭治郎が町へ薪を売りに行き、帰りが遅くなったことで一夜家に戻らなかったタイミングで無惨からの襲撃を受けてしまいました。
家族はすでに息絶えており、辛うじて禰豆子だけが生きていました。
しかし、作中人間を簡単に殺せるはずの無惨はなぜ禰豆子だけ生かしたのか?について考察していきたいと思います。
ネタバレも含みますので、ご注意下さい。
なぜ鬼舞辻無惨は禰豆子を生かしたのか?
まず結論から先に書くと、それは『太陽を克服する鬼を生み出す為』だと思われます。
ストーリーのネタバレになりますが、結果的にこの太陽を克服する事の出来た鬼は炭治郎と禰豆子だけでした。
鬼の祖である鬼舞辻無惨は天敵である始まりの呼吸(日の呼吸)の剣士縁壱(よりいち)により、生涯で唯一圧倒的な敗北を喫し、その後は自らの肉体を破裂させることで逃亡し、その後は縁壱が寿命で亡くなるまでは雲隠れ。
その後は日の呼吸の剣士を徹底的に殲滅することで、残る天敵は太陽だけとなっていました。
太陽を克服できる鬼を作ることが出来たら、その鬼を取り込むことで自身も太陽を克服することが出来るようになるため、禰豆子のようにそれまで鬼にしたことの無い体質や血質の人間をあえて鬼に変えたのではないでしょうか?
そして、竈門家の中でその可能性があったのが禰豆子だけであったため、他の家族は惨殺したのに対して、禰豆子を鬼にしたのだと思われます。
鬼となった禰豆子は他の鬼と違う性質を持っていました。
禰豆子が他の鬼と違う点
- 人を食べない
- 人を守る
- 人を食わなくても強くなっていく
- 睡眠で体力を回復
- 太陽を克服
1.2は炭治郎や冨岡義勇の師でもある元水柱の鱗滝の暗示による効果でもありますが、禰豆子は人を食わずに守る対象(家族の面影を見る)として他の鬼に対し、敵対します。
そして、本来鬼は人を多く食べることで強さを増していきますが、禰豆子は戦闘を重ねるごとに強くなっていきました。
傷を負った際には、睡眠を取ることで体力を回復しており、同時に空腹も紛らわせています。
そして、ついに太陽を克服しました。
人間を鬼に変える事の出来る人物は?
冒頭で禰豆子を鬼にしたのは、無残だと断言してきましたが、これは炭治郎が初めて無惨と遭遇した際に家に残っていたニオイの正体だと言ったセリフがあったからですが、無残の他にもいるようです。
作中に明確にされているのは、無残と上弦の壱、上弦の弐、そして珠世である。
無惨の血を多く分けられている上弦の鬼たちは人間を鬼にすることが可能なのかもしれません。そして珠世は自身の研究に基づいて人間を鬼にすることに成功していますが、これまでの2百年で成功したのは愈史郎ただ一人でした。
まとめ
なぜ禰豆子だけが家族の中で鬼にされたのかと謎の多いですが、鬼としての素質が家族の中でも高かったのだと思われます。
一家が惨殺されるという不幸を乗り越える炭治郎と禰豆子の家族愛も鬼滅の刃の見どころの1つなのでオススメです。