鬼滅の刃の最後の宿敵である鬼舞辻無惨を倒したのもつかの間、炭治郎が鬼にされてしましました。
しかし、仲間たちの必死の抵抗のおかげで炭治郎は人間へと戻ることが出来ました。
では、なぜ炭治郎は人間へと戻れたのか考察していきます。
炭治郎が鬼になった経緯
©吾峠呼世晴
炭治郎は鬼殺隊のメンバーたちと共に鬼舞辻を夜明けまで日の光の元に留めることに成功し、やっとの思いで倒すことが出来ました。
しかし、太陽から肉体を守るため鬼舞辻は最後の力を使い体を膨張さえ、巨大な赤ちゃんのような体になりました。
鬼舞辻を逃がさないため日輪刀を握り続けていた炭治郎はそのまま鬼舞辻の肉の鎧に取り込まれてしまいました。
肉の鎧を纏いなんとか太陽から逃れようとするも鬼殺隊の必死の抵抗により遂に肉体を滅ぼされてしまします。
しかし、死の間際に鬼舞辻無惨は自身の鬼の力を全て炭治郎へと注ぎこんだことで鬼にされてしましました。
©吾峠呼世晴
人間に戻れた理由
珠世としのぶが作った藤の花の薬
炭治郎が鬼から人間へと戻れた最大の理由はやはり珠世としのぶが作った藤の花の薬の効果ではないでしょうか?
禰豆子に噛みついたことで、血の味を覚えてしまった事、太陽の光をすぐに克服してしまい倒す術が無くなってしまった冨岡義勇たちであったが、ギリギリで駆け付けたカナヲがこの薬を打ち込んだことにより炭治郎は自分の精神世界で無残に抗う事が出来て人間へと戻ることができました。
©吾峠呼世晴
噛んだ相手が禰豆子であった
鬼となり人間を襲っていた炭治郎ですが、冨岡義勇や善逸、伊之助たちの奮闘のおかげで人が食われずにすんでいたが、伊之助がやられそうなギリギリのタイミングで禰豆子が間に割って入ったことで、炭治郎は禰豆子を噛み血の味を覚えてしまった。
©吾峠呼世晴
しかし、その後は目の前で血がしたたっていても攻撃はしてくるが、禰豆子を殺したり食べようとはしなかった。それは炭治郎が無惨に抗っている証拠であった。
そして、最初に噛みついた禰豆子は一度鬼となり人間に戻れたことから無惨の細胞に対して抗体が出来たため、それを取り込んだことで炭治郎も無惨の細胞の抗体を摂取することが出来た。
鬼としての資質がズバ抜けていた
鬼となりすぐに太陽の光を克服し、鬼になるギリギリまで自我を保っていた。
それは日の呼吸(ヒノカミ神楽)を扱えること、太陽を克服した禰豆子の兄(竈門家血筋)であったことが理由としてあります。
無残が炭治郎を鬼にする際に炭治郎こと最強の鬼になれると予想しました。
以下無惨が炭治郎を鬼にした際のセリフ
『竈門炭治郎 お前は 陽の光をも克服し 最強の鬼の王となるだろう
なぜならお前は竈門禰豆子と血を分けた兄であり あの化け物と同じ呼吸を使うことができた 唯一の者
お前は死なない 私は信じる』
まとめ
全ての思いがつながった結果、無残の最期のあがきであった炭治郎の鬼化も失敗に終わりました。
愈史郎いわく、しのぶの薬と禰豆子のどちらかでも欠けていたら人間には戻れなかったそうです。
首を斬っても死なない太陽でも死ななくなった鬼の炭治郎など想像しただけでゾッとしますね。
全ての思いが繋がり奇跡が重なった結果、無事に人間に戻ることが出来ました。