キングダム1巻『無名の少年』ネタバレ

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大ヒット戦国マンガ『キングダム』アニメ化はもちろん実写映画化もされ、どれも大ヒットを記録した人気の作品を紹介していきたいと思います。


第1巻あらすじ

舞台は紀元前245年、中華では500年近く続く春秋戦国時代。

500年続く長い騒乱は100以上あった国々はついに7つの国までとなった。

戦争孤児であり、10年もの間集落の長に養われている「信(しん)」と「漂(ひょう)」という2人の少年がいた。

下僕の身ながらも、2人には大きな夢があった。

それは「史に名を残す 天下の大将軍になる」ということだった。

2人は時間をみつけては日々激しい打ち合いを繰り返し、ひたすらに剣術を磨いていた。その打ち合いの数は1253戦も繰り返していた。

ある時、いつものように信と漂が打ち合いしているところに王宮の高級文官である昌文君通りかかり漂を見て驚きの表情を見せる。2人が帰宅すると、家には先ほどの昌文君がいた。

王宮の文官が一体何事かと驚く2人だったが、用事があるのは漂のみとのことだった。話を聞くと、なんと漂を王宮で仕官させるということだったのだ。信のことを思い、一度は考えさせてほしいと断った漂だが、結局王宮に行くことにした。

 

漂が王宮に出て1ヶ月後、商人から王宮の反乱ついての話を聞く。勝算ありと踏んだ王弟が王に牙を向けたのだ。商人曰く、漂を連れて行った昌文君は王弟派の筆頭であり、もうこの世にはいないだろうと告げる。漂が死ぬわけがないと信じる信だったが、寝ている納屋の外から物音がする。王宮へ引き抜かれたはずの漂が瀕死の状態で戻ってきており、信に小さな地図を託して息絶えてしまった。

 

漂の死に怒り悲しみ、泣き叫ぶ信だったが、漂の最期の頼みを聞くべく託された地図の場所に向かう。その場所は黒卑村というならず者が集まる村だった。チンピラに絡まれる信だったが、それらをなぎ倒して目的の場所に向かう信。そしてたどり着いたそこには漂そっくりの顔を人物がいて名を政と名乗った。

嬴政と瓜二つな漂が王宮に引き抜かれたのは、反乱のさなか、万一に備えての身代わりとしてのことだったのだ。

だんだんと事態が飲み込めてくる信。漂は政の身代わりとして王宮に呼ばれたのだ。反乱のごたごたに巻き込まれた漂は死に、政は汚いほったて小屋に追い込まれるまでになったのだ。

漂の死の真相を知り、再び怒り狂う信だったが、政の身代わりに気づき、後を追ってきた刺客一族”朱凶”。さらにその刺客は漂を殺した人物であることが判明し復讐に燃える信。

しかし、実力は刺客の方が上で追い込まれていく信。そこで政は「漂の無念を晴らすことだけ考えろ」と声をかける。怒りの力をもとにした信は、刺客を打ち取ることに成功。

打ち取ってそうそうに黒卑村に地鳴りが起こる。

王弟が政の首を取るために軍を動かしだした。信は漂が殺されるきっかけを作った政を恨んでいたが、漂の死を無駄にしないためにも政を助けることに手を貸すことにする。逃げようとしていた信と政にの前に河了貂という子供が被り物をした姿で現れる。河了貂の目的は秦の王である政を助けることで期待できる高額の報酬だった。河了貂の逃げ道によって、黒卑村を脱した政と信と河了貂。昌文君が用意した避難所に向かうのだった。

秦という国では、丞相という国のトップ文官が存在した。前の王がわずか3年で亡くなり、政は13歳で王の座に就くこととなった。子供の王には実務能力がなく、そのため丞相の一人、呂不韋が実際の権力を握っていた。この時、もう一人の丞相、竭氏は王の兄弟と結託し、秦の全権を掌握しようとしていた。反乱の気配を感じた昌文君は、漂という最後の手段を用意していたが、その話を聞いたのは信だった。漂の危機を見過ごせない信は、政を怒り心頭に発し、しかし政には信を制止され、「漂は大将軍への道を目指して戦った。それが失敗しただけだ」と告げられた。大将軍への道を目指す信は、政を利用する覚悟を固めた。

まとめ

第1巻からいきなり漂の死、そして王を追ってから逃げるという展開で一気にキングダムの世界へ引き込まれてしまいます。

これから始まる壮大な物語の入り口として完璧な走り出しだと思います。


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