日本のバスケットマンガの代表作と言えば 『スラムダンク』という方も多いのではないでしょうか?
連載終了して20年以上経過した今でも、セリフや名シーンを思い出し胸が熱くなるようなそんな素晴らしい作品です。
この記事ではスラムダンクの感動の名シーンのTOP12をまとめてみました。
12位:でかいだけ?結構じゃないか・・・(陵南監督:田岡茂一)
第12位は湘北高校のライバル校の陵南高校監督の田岡茂一のこのセリフ
でかいだけ?結構じゃないか 体力や技術は身につけさすことは出来る…
だが お前をでかくすることはできない。たとえオレがどんな名コーチでもな 立派な才能だ
中学時代から体が大きく『ビック・ジュン』として有名だった魚住を獲得した田岡は後にチームの中心になるべき魚住に期待を寄せ厳しく指導していた。そんな厳しい指導や影でチームメイトに『ただでかいだけだ』とバカにされていることに限界を感じ、部を辞めようとした魚住に対しての名セリフ。
その後、自身の夢を語り、その夢の中心人物が魚住なのだと発破をかけるまでの一連の流れが最高のシーン。
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11位:安西先生・・・バスケがしたいです(三井)
第11位はおそらくスラムダンクを読んだこともない人でも1度くらいは耳にしたことがあるのでは?という程の名セリフ
安西先生・・・バスケがしたいです
中学時代MVPを獲得し、スーパースターだった三井。
中学時代の決勝戦の土壇場で安西先生に掛けてもらった言葉で奮起し、そして安西先生の指導のもとバスケがしたいと、並み居る強豪からの誘いを全て断り湘北高校に入学した。
中学MVPの三井はすでに高校級であったが、同学年の赤木に強烈なライバル心を抱いていた。
そんな意地の張り合いの結果ケガをしてしまい、絶望した三井はその後グレてしまいバスケ部を潰そうと体育館で暴れていたところに恩師の安西先生が登場し、バスケへの想いを涙ながらに白状したシーン。
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10位:そのデカい体はそのためにあるんだ(陵南:魚住)
第10位は山王戦で河田(兄)に異常なプレッシャーを感じ逃げ腰になっている赤木に対し魚住が言ったセリフ
体を張れ!!むかっていけ!!そのデカい体はそのためにあるんだ!!
プレー全てで赤木を圧倒する河田に対し、初めて逃げ腰となっていた赤木を見かねて熱くなった魚住は無意識に自分自身が田岡から指導されてきた言葉を赤木に対して叫んでいるシーン。
田岡からの受け売りのセリフがスッと出てくるあたり、田岡と魚住の信頼関係の絆が見える名シーン。
9位:入った・・・(木暮)
第9位は陵南戦で三井の代わりに出た木暮が3Pを決めたシーン。
入った
疲労により、途中交代となり代わりに木暮が試合に出場。
陵南の監督田岡から湘北は選手層が薄いと甘く見られており、控えだった木暮のマークは軽かった。
当然流川中心で責めてくると思っていた陵南だが、桜木がパスを送った相手は木暮だった。
フリーとなった木暮は3Pシュートを放ち見事このシュートを決める。
このシュートで震えたのももちろんありますが、このあと田岡監督が木暮のことを『あいつも3年間がんばってきた男なんだ 侮ってはいけなかった』と素直に木暮を認めるところもグッとくる。
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8位:敗因はこの私・・・(陵南監督:田岡茂一)
第8位はまたしても陵南の田岡茂一
湘北高校に敗れインタビューを受けた際に敗因を聞かれた時のセリフ
敗因はこの私!! 陵南の選手はたちは最高のプレーをした!!
安西先生不在の湘北との試合展開はほぼ田岡の思惑通りに進められていた。
しかし、湘北にとっての不安要素であった素人桜木と選手層の薄い控え選手と木暮を侮ったことによって、自身のシナリオを破られ敗北したんだと、素直に認め選手たちを庇う姿はまさに名将の振る舞いでした。
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7位:さあ、整列だ(桜木)
第7位は県大会決勝リーグ陵南戦に勝利し、涙を流す赤木に対し、桜木が掛けたこのセリフ
さあ、整列だ
自身も足首のケガで満身創痍、しかも安西先生不在の中ライバルの陵南に勝利し、ずっと夢だった全国大会出場を決め、感涙ししばらく動けなくなっているところに桜木が近寄り肩を組み、かけたセリフ。
後に紹介しますが、海南戦と逆の状況のパターンがなんとも言えない感動のシーン。
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6位:泣くな(赤木)
第6位は県大会決勝リーグで神奈川王者の海南戦でのラストでパスミスをしてしまいそれがきっかけでチームが負けてしまった桜木に対し、赤木が言葉をかけた名シーン
これで終わりじゃねぇ 決勝リーグはまだ始まったばかりだ 泣くな
7位で紹介した逆のパターンで涙する桜木に対し、赤木が声を掛ける名シーン。
普段ふざけてばかりで常に赤木に怒鳴られてばかりの桜木だが、初めてバスケというスポーツを心底好きになり努力を重ねてきていた。そして、赤木の海南戦に対する熱い思いも知り必死に戦っていた試合の最後で痛恨のパスミスをしてしまい悔し涙を流す。
そんな桜木の想いを感じ、自身の悔しい気持ちを押し殺して多くを語らずキャプテンとして凛とした態度で赤木なりの優しさを見せる。
2人の日ごろのやり取りを見ているとかなりグッとする名シーン。
アニメだと赤木のセリフの後、遂に堪えきれなくなり涙を流すまでの間がなんとも言えない感動シーン。
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5位:静かにしろい この音が・・・(三井)
第5位は全国大会で最大のライバル山王工業戦で疲労困憊の三井が見せた名シーン。
静かにしろい この音が・・・ オレを蘇らせる 何度でもよ
最強のライバル山王戦との激闘で後半はすでに体力の限界にきていた。
「もう オレは腕も上がんねーのによ……」と自虐する三井に対し、流川はパスを送る。
三井をマークしていた山王の松本は「奴はもううてねぇ」と油断するが、流川は三井に対し「そんなタマじゃねーよな」と信じる。パスを受けた三井はためらわずシュートを放った時に心の中でこのセリフを言いシュートを決める。
その際の場面の描写と3Pシュートが決まり顔に生気がみなぎる表情に心が震える名シーン。
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4位:ドリブルこそチビの生きる道なんだよ(宮城)
第4位も全国大会で最大のライバル山王工業戦。
試合終盤で負けている湘北に対し、ゾーンプレスをかけて来た山王に対して宮城が奮起する際のセリフ。
こんなでけーのに阻まれてどーする ドリブルこそチビの生きる道なんだよ
残り時間がわずかでリードしているにも関わらず、ゾーンプレスをかけてくる山王工業の深津と沢北の2人。
試合終盤の疲労とこの意表を突かれたゾーンプレスを中々抜くことが出来なかったが、身長が低い自分がドリブルで高身長に阻まれてたまるかと、集中力を高め、超低姿勢のドリブルとスピードで2人を抜き去り、湘北をチャンスへと導く名シーン。
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3位:感情的になるな・・・(赤木)
第3位も全国大会で最大のライバル山王工業戦。
全国最強の山王工業に対し、試合終盤で驚異の追い上げを見せる湘北。そしてチームの闘志を剥き出し勝ちにこだわるチームメイトを見ながら赤木の心の中でのセリフ
・・・感情的になるな・・・ まだ何かを成し遂げたわけじゃない なぜ こんなことを 思い出してる バカめ
バスケを始めてからずっと全国を目標に練習してきた赤木だが、そんな赤木の想いに対して、かつてのチームメイトらは『お前のやり方は重い』と不満を漏らされ、木暮以外は誰も付いてきてはくれなかった。
だが、宮城や流川、桜木の加入に加え三井の復帰。
全国大会への熱い思いはチーム全体の目標へと変わり、今目の前では最強の高校山王工業と互角の試合を繰り広げている。そんな状況とずっと欲しかった頼もしい仲間たちの存在にや自身の不遇の時代などを思い返し、思わず感情が溢れてしまったシーン。
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2位:オヤジの栄光時代はいつだよ・・・
第2位も全国大会で最大のライバル山王工業戦。
山王工業戦で負傷してしまい、試合に復帰することを安西先生に止められた時のセリフ
オヤジの栄光時代はいつだよ・・・全日本の時か? 俺は・・・俺は今なんだよ
山王戦で背中を負傷しついに倒れた桜木。
桜木の異変に気付いてはいたが、ドンドン良くなる桜木のプレーを見ていたかったと白状し「あと少しで一生後悔するところでした」とベンチに退くよう指示する安西先生。
しかし桜木は安西先生に対し、このセリフと共に断固たる決意が出来たとコートに戻る。
湘北にとってもはや欠かすことの出来ない桜木のリバウンド。
その事を自覚している桜木は背中のケガにより選手生命が終わるかもしれない恐怖も感じながらも目の前のこの瞬間を後で後悔したくないというまさにスポーツマンとしての決意が全面に感じられる名シーン。
そして、この後激痛に耐えながらも要所で好プレーを連発する桜木の決意や執念が全面に出ている。
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1位:山王戦 流川のラストパスと桜木の『左手はそえるだけ』
第1位も全国大会で最大のライバル山王工業戦。
あまりにも有名なこのシーンは試合時間残り9.4秒。
土壇場で逆転された湘北の最後の攻撃。
流川にボールが渡り、シュートモーションに入るも、山王の河田と沢北のショートブロックは完璧にコースを塞ぎ、絶対絶命。
その時流川の視線に入ったのは桜木そして桜木の
左手はそれるだけ
このセリフと桜木の好ポジションと真剣な表情についに流川は桜木を信じ自分の意志で桜木へとラストパスを送る。
ラストパスが渡った桜木は冷静にジャンプシュートを放ち逆転勝利のシュートを決める。
呆然とする山王のメンバーを横切り近づく桜木と流川。
次の瞬間には
チームの中心メンバーであり、同じ学年の犬猿の仲の2人による初めてのタッチ。
このシーンの絵の迫力と山王戦の結末、そしてこの2人の歓喜を分かち合うタッチに当時のファンたちは心震えたことでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どうしてもマンガの構成上山王戦に偏りがちでしたが、思い返しても胸が熱くなるシーンばかりではないでしょうか。
2022年の秋には待望の映画も予定されています。