安西先生の名言の1つ『断固たる決意が必要なんだ!!』のシーンについて振り返ります。
ネタバレとなりますので、ご注意下さい。
高校最強の山王工業が次の対戦相手であった。
山王の試合ビデオを見せようか迷っていた安西だったが、実力差がありすぎてその後のバスケに対する気持ちすら折られかねない、と相談した豊玉の北野前監督からクギを刺されていた。
しかし、勝つためにはビデオをみておくことは必須であった。
ビデオを見た湘北は絶句するが、そこで安西先生が 『全国制覇を成し遂げたいのなら
もはや何が起きようと揺らぐことのない 断固たる決意が必要なんだ!!』と言い放った名言
シーン振り返り
安西先生は湘北のメンバーに昨年の山王工業対海南大付属の試合を見せた。
神奈川No.1の海南ですら、山王工業を前に徐々に点差を開かれるほどだった。
山王工業の選手のスキルの高さを目の当たりにして言葉を失うメンバーに対し、安西先生はこう言います。
『この中で今年もいるメンバーは3人もいると。』
※残っているのは沢北・河田・深津の3人
さらに追い打ちかのように続けてこう言い放つ。
『そう…そして彼らには何よりも… 去年 このトーナメントを最後まで勝ち抜いた”経験”がある この違いは思いのほか大きいものだ もっとも…その違いが現れるほど山王を苦しめることができればの話だが…』と。
それほどの相手であり、そもそも相手に勝つどころか追い詰めることすら出来ないかもしれない相手であると説明する。
さらに山王は日本一の高校であり全国にファンが多いことから万が一湘北が勝てそうだという状況になった場合、観客は山王が敗れることは望んでいないため、会場中の観客の声援とも戦う必要があると。
そして、『全国制覇を成し遂げたいのなら もはや何が起きようと揺らぐことのない―』
『断固たる決意が必要なんだ!!』と湘北メンバーに対し、山王工業とまともに戦うためには試合前の重圧を乗り越えるための決意がまず大切だと説いた。
そしてのちに桜木の名言『やっとできたぜ オヤジの言ってたのが…ダンコたる決意ってのができたよ』繋がっていくへと。