桜木の名言の1つ『大好きです。今度は嘘じゃないっす』のシーンについて振り返ります。
ネタバレとなりますので、ご注意下さい。
山王工業を相手に終盤追い上げを見せる湘北。
赤木の外れたシュートを強引にダンクにいった桜木だったが、直後異変が。
赤木のフリースローの際についに倒れてしまう桜木。ルーズボールを拾うため観覧席に突っ込んだ時に背中を痛めており、ついに限界を迎えベンチに退いてしまう。
遠のく意識の中でバスケとの出会いのきっかけであった晴子の『バスケットは好きですか?』が頭の中に響き、心配でベンチまで降りてきた晴子の肩を掴み『大好きです。今度は嘘じゃないっす』とバスケに対する今の気持ちを告白した名シーン。
シーン振り返り
山王工業を相手の残り少ない試合時間の中追い上げを見せる湘北。
山王のセンター河田に逃げ腰となっていた赤木だが、ついに真っ向勝負をしかけた赤木。
シュートは外れたが、向かっていっていけた赤木、そしてそのルーズボールに桜木はすかさず反応し、ダンクを決める。
しかし、ファイル直後のダンクだったためシュートはノーカウントの判定だった。
このダンクを決めた瞬間桜木は背中の激痛に顔をゆがめてしまう。
赤木にフリースローが与えられ、赤木がフリースローの準備をしているところへ桜木はフラフラと近づいてきたかと思うと…
ついに力付き倒れそうなところ赤木が異変に気づき抱きかかえ、ベンチへと退く桜木。
観客席に突っ込んだ時に綾子から背中のケガは選手生命に関わるかもしれないと言われていた桜木はこれでバスケ選手として終わってしまうのかと危惧する。
様々な悔しさを胸に秘めながら遠のく意識の中で、バスケとの出会いやこれまでの出来事を思い出している桜木。
最後に桜木の頭に浮かんできたのは、バスケとの出会いのきっかけの人物と言葉だった。
『バスケットは好きですか?』
頭の中で響いたこの言葉で立ち上がると晴子の肩を持ち真っすぐな気持ちを伝えた。
『大好きです。今度は嘘じゃないっす』
当初はこの晴子の問いに対し、好かれたいという気持ちだけで嘘の『好き』を伝えていた桜木だが、この時は心の底からバスケが好きになり、頭の中で響いた質問に対して真っすぐに応えた名シーン。