三井の名言の1つ『静かにしろい この音が・・・ オレを蘇らせる 何度でもよ』のシーンについて振り返ります。
ネタバレとなりますので、ご注意下さい。
山王工業戦の前半での活躍と引き換えに体力を消耗しきっていた三井。
日本No.1プレーヤー沢北を相手にパスを多用するようになることで、次第に沢北相手にも対等なプレーをするようになってきた流川は三井にパスを繰り出す。
そのパスはキャッチすることなくその流れのまま赤木へのパスを選択した三井はその直後『もう オレは腕も上がんねーのによ…』とつぶやく、それを見ていた流川と山王の松本だったが、次のプレーで流川は再度三井へとパスを送った。
このセリフと流川と松本が感じ取ったものは全く違っていた。
油断していた松本を相手に三井は3Pを放ち、『静かにしろい この音が・・・ オレを蘇らせる 何度でもよ』と決め台詞を放つ名シーン。
シーン振り返り
日本No.1プレーヤーの沢北を相手に完璧に封じられていた流川だが、かつて仙道と1on1をした際に言われたことを思い出し、パスという選択肢を手に入れたことで、沢北の裏を付けるようになり次第に対等なプレーを展開していく。
そんな流川は三井へとパスを送る。
パスをもらう三井はそのままキャッチすることなく、赤木へとダイレクトにパスを回す。
このパスで赤木はゴールを決め結果OKでした。
が、パスを選択したのには理由があった。
『もうオレは腕も上がんねーのによ・・・』と
すでに体力の限界に来ており、シュートが打てないのだと独り言を言う三井。
そんな三井の独り言を聞いていた松本と流川。
松本は『くそっ やっぱり・・・ もうあいつ限界はとっくに…!!』とすでに三井が限界を超えていると感じていたが、流川は三井を見ながらなにやら思う事が…
次のプレーでやはり流川が起点となり試合を展開していく。
そして流川はそのプレーでもマークを自分へ引き付けた後、三井へのパスを選択する。
三井へとパスが送られる。
しかし、先ほどの三井の独り言を聞いていた松本は『奴はうてねぇ!!』と油断する。
だが、パスを送った流川は
『そんなタマじゃねーよな』と三井の底力を信じていた。
流川の信頼通り、もう腕も上がんねーと言っていた三井は3Pシュートを放つ。
シュートを放った三井は疲労困憊の表情を浮かべながらも心の中でつぶやく
『静かにしろい この音が・・・ オレを蘇らせる 何度でもよ』
シュートが決まると顔に気力がみなぎり本当に体力が回復し蘇っているように感じられる。
三井の独り言に翻弄された松本と、三井の底力を信頼しパスを送った流川との対比が描かれ、流川の信頼に応えるようにしっかりと3pを決める三井の関係性も熱くなれる名シーン。