安西先生の隠れた名言の1つ『それが出来れば君が追い上げの切り札になる・・・!!』のシーンについて振り返ります。
ネタバレとなりますので、ご注意下さい。
山王工業との試合の後半、山王の伝家の宝刀ゾーンプレスに完全にペースを狂わされ、気づけば24点ものビハインドと敗北ムードが漂っていた。
そんな状況を打破すべく安西先生は桜木をベンチに下げ、もう一度湘北が追いつくための作戦を伝えた、その作戦こそがオフェンスリバウンド。
オフェンスリバウンドを奪われることで相手に得点を許してしまうため、オフェンスリバウンドを死守し、得点を取ることで4点分の働きになると桜木に分かりやすく説明する。
そして『それが出来れば君が追い上げの切り札になる』とリバウンドを取るのが桜木の最大の使命であり、試合をひっくり返す唯一の方法であることを諭す名シーン。
シーン振り返り
山王工業戦 後半開始から山王の伝家の宝刀ゾーンプレスに完全にペースを狂わされ、前半の健闘も空しく、気づけば24点のビハインドとなっており敗戦ムードが湘北メンバー全体を包んでいた。
この場面で桜木はベンチに下げられ代わりに木暮がコートへ出ることになり、桜木は安西先生は試合を諦め、3年の木暮の思い出作りのため代えられたと思っていたが、安西先生は全く諦めてはいなかった。
そして、桜木にこれから湘北が追いつくための秘策を伝える事に。
その秘策こそ『リバウンド』だった。
特にオフェンスリバウンドの大事さを桜木に分かりやすく教え込む。
オフェンスリバウンドを相手にとられ得点されることで湘北にとっては-2点(マイナス2点)、しかしそのリバウンドを桜木が取り、湘北が得点することで湘北にとっては-2点(マイナス2点)が消え+2点のチャンスが生まれる。
安西先生『わかるかね 桜木君 君がオフェンスリバウンドをとれるなら それは・・・』
桜木『4点分の働きってコトか!!』
とあえてリバウンドの重要さを桜木に気づかせる。
そして、
『それが出来れば君が追い上げの切り札になる・・・!!』
より明確な役割を意識させることで、集中力がさらに研ぎ澄まされた桜木はこのあとリバウンダーとしての才能をさらに覚醒させていくことになる。