安西先生の名言の1つ『おい……見てるか谷沢……お前を超える逸材がここにいるのだ……!! それも……2人も同時にだ』のシーンについて振り返ります。
ネタバレとなりますので、ご注意下さい。
山王工業戦でリバウンドで活躍し、湘北の善戦の原動力となっている桜木に対し山王の監督堂本はNo.1センターの河田をぶつけてきました。
そして、大事な試合でその能力が開花していく桜木を見ながら安西が震え心の中でつぶやいた名言。
シーン振り返り
リバウンドで大活躍の桜木を止めるため、赤木をも圧倒する河田を桜木にぶつけてきた山王の監督堂本。
観察眼にも優れる河田は常人と桜木の違いをすぐに見抜く。
『スイブン長ぇこと宙にいるんだな。 そして着地するや速攻の先頭を駆ける あの脚力……!! 』
桜木の身体能力のすごさを感じたが、他の人たちからは中々気づかれない優れた能力をもっていると察知する。
そんな桜木の能力に最初から気づき、以来ずっとその成長に期待していたのが安西先生だった。
そして、最強の相手を前にまさにその能力を最大限に開花していく桜木を目の当たりにして感情が高ぶり、かつて桜木同様その才能に期待し、育てながらも亡くなってしまたった教え子谷沢に対し心の中で
『おい……見てるか谷沢……』と亡き教え子に問いかける。
安西先生の目には活躍する桜木の姿。
『お前を超える逸材がここにいるのだ……!!』
これまで最高の逸材だと思っていた谷沢さえも超える可能性を秘めた新たな教え子。
そしてもう一人。
日本No.1プレーヤーの沢北とのマッチアップにより才能がさらに開花していく流川。
2人を見た安西先生は
『それも・・・2人もどうにだ・・・谷沢・・・』と立ち尽くす。
かつて日本一の選手に育て上げたかった教え子の谷沢。
しかし、すれ違いから教え子を亡くしてしまうことになり、どこかバスケの指導者としての時が止まったままになってしまった。
そんな止まってしまった時計の針を再び動かす存在が現れ感情を抑えきれなくなった安西先生の心情が全面に現れた名シーン。