スラムダンク【SLAM DUNK】は週刊少年ジャンプで連載された、高校バスケをテーマにした井上雄彦氏による少年漫画です。
1990年代にはそれまで日本ではあまり人気のないスポーツであったバスケを一気に人気スポーツに押し上げた伝説のマンガです。
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©井上雄彦
当時学生であった少年や少女はスラムダンクをきっかけに部活をバスケにする者が続出するほどに人気を博しました。
スラムダンクとは
スラムダンクは1990年~1996年まで週刊少年ジャンプで連載されました。
単行本は31巻、完全版で24巻で発売されており累計発行部数は1億2000万部を超えるメガヒット作品となりました。さらにテレビアニメも1993年~1996年まで放送され、最高視聴率21.4%、平均15.3%という驚異の視聴率を誇りました。
もちろん今の時代のように動画配信サイト等が普及しておらず、おのずとテレビを視聴する時代背景がありますが、それでも脅威と言える視聴率を記録し、その人気の高さを物語っています。
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スラムダンク映画化発表
そんなスラムダンクの作者である井上雄彦氏が1月にツイッターにて【SLAM DUNK 映画になります!】と直筆メッセージをと動画を投稿しました。
連載開始30周年の記念なのかもしれませんが、ファンにとってはとてつもない衝撃と歓喜の輪に包まれました。
スラムダンクはこれまで、劇場版アニメを4作発表しました。
劇場版アニメ 過去4作
第1作目:スラムダンク
1994年3月に公開された劇場版第1作。
湘北対陵南の練習試合直後の湘北対武園の練習試合が舞台となっています。
原作第1話で花道の連続振られ記録50人目の告白失敗相手である少女と彼女の恋人の小田も設定を進めて登場。
第2作目:スラムダンク 全国制覇だ! 桜木花道
1994年7月に公開。
インターハイ予選4回戦の相手であった津久武の試合をアレンジした作品となりました。
第3作目:スラムダンク 湘北最大の危機! 燃えろ桜木花道
1995年3月に公開。
海南戦後、ラストのパスミスで敗北した責任を感じ坊主頭となった桜木の初の劇場版アニメで湘北対緑風の練習試合が舞台になっている。
第4作目:スラムダンク 吠えろバスケットマン魂!! 花道と流川の熱き夏
1995年7月公開。
これまで3作の劇場版は県内の強豪校との対戦をメインに描かれた作品であったのに対し、この作品は流川と彼の中学時代の後輩の水沢イチローをメインとした人間ドラマがメインになっている。
待望の5作目はどんな内容?
待望の最新映画はどんな内容が描かれるのかがかなり気になります。
テレビ版ではインターハイ予選を勝ち上がり、インターハイ直前までが描かれていました。
原作はインターハイで前評判Aランクの豊玉高校(湘北はCランク)と作中最強の高校である山王工業との試合を終え作品の幕を閉じました。
インターハイ予選の翔陽戦や海南戦そして陵南戦など手に汗握る試合に胸が躍りましたが、全国の豊玉高校と山王工業の試合も面白い内容になっています。
特に山王工業戦は1試合だけで単行本25巻から31巻まで使い完璧に描かれていました。
テレビアニメが途中で終わってしまったため、ファンとしてはこの山王工業戦をアニメで見たかった。そのため映画化されるのはこの山王工業戦であってほしいところだが、どういった内容になるだろう。
候補は以下の通りだと思われます。
テレビ版のネタバレも含みますので原作を知らない方はご注意下さい。
1.テレビアニメのリメイク
テレビ版のリメイクを映画でまとめる案。
期待外れ感もあるかもしれませんが、以下の3つを現代のアニメーション技術で映画としてまとめたなら、ぜひ見たい内容です。
翔陽戦(テレビ36話から46話)
県内No.2の超強豪校の翔陽
監督兼任選手の藤真率いる高身長のメンバー4人の圧倒的な実力に翻弄される湘北メンバー。
しかし、天才リバウンドマンとして覚醒した桜木の活躍、バスケ部に復帰した三井の活躍が光るゲーム。
試合後死力を尽くした5人がロッカールームで眠っている画も素晴らしい。
海南戦(テレビ50話から59話)
神奈川県の王者海南大付属。
藤真を凌ぐ神奈川No.1プレーヤー牧と驚異の3P性能を持つ神(じん)、スーパールーキー清田など圧倒的な選手がうごめくチームに手を焼く中、湘北の大黒柱である赤木の負傷など波乱続きの試合展開。奮闘する流川、徐々に覚醒していく桜木と1年2人の活躍が光る。
またラストパスをミスし涙を流す桜木とそれを慰める赤木の構図には感動の涙が。
陵南戦(テレビ67話から84話)
湘北高校のライバル校である陵南
赤木の宿敵である魚住と作中での存在感溢れる天才仙道、突然現れた福田そしてキャラが立っている監督の田岡など魅力十分。
共に海南に敗れ勝ったチームがインターハイへの切符を掴める大一番の試合。試合直前に安西先生が病に倒れ監督不在の中の試合となった。
赤木対魚住、流川対仙道、桜木対福田の構図でマッチアップが進む中、陵南の監督田岡が描くシナリオ通りに試合が進んでいくがそのシナリオを狂わせたのが素人の桜木と層の薄い控えと例えられた3年木暮であった。
この2人を甘くみた自分が敗因であると潔く認める田岡は指導者として最もまともな人物であったと思う。
2.山王工業戦
ファンが最も望んでいるのが最強の高校である山王工業戦でしょう。
2年間無敗でインターハイ3連覇を成し遂げており、前年度のインターハイ準決勝ではあの海南大付属を30点差で下すほどの圧倒的な実力でこの年の山王工業は歴代でも最強と言われるほどのチームであった。
力の差がありすぎるためビデオを見せることで戦意を失う可能性があったため、安西監督は迷っていた。しかし、選手へビデオを見せる。そして、安西は【全国制覇を成し遂げたいのならもはや何が起きようと揺らぐことのない―――」「断固たる決意が必要なんだ!!】と選手たちへ決断させました。
あえて試合内容はここには記載しませんが、単行本で25巻から31巻まで使っているだけあり名場面や名セリフが満載です。
是非映画化してほしいところ。
3.新たなエピソード
3つ目は全く新たなエピソードではないでしょうか?
例えば原作直後のストーリーを描く。
1つは桜木のリハビリや流川の日本代表での活躍、または赤木と木暮の引退試合など(三井は冬まで残留予定)描き方では面白くなりそうかと思います。
他には桜木と流川が3年になった時のエピソード。作中で後に日本を騒がすライバルの2人なので、その様子を描く。
さらに成長した流川やバスケットマンとして才能を発揮した桜木など見てみたいものです。
まとめ
個人的な希望もこめて新作の予想までしてしまいましたが、どんな内容でもスラムダンクの映画は楽しみで仕方しかありません。
テレビ版と旧劇序盤はAmazonプライム会員なら無料で視聴できるので、今のうちに見てみるといいかもしれません。