野球少年たちが夢を見るプロ野球選手。
しかし、プロになれるのは、ごく僅かな才能に溢れる、加えて運も持ち合わせた選手だけです。
そんなプロの一歩手前として位置付けられるのが社会人野球です。
今回は社会人野球選手にはどうやったらなれるのか?
選手の生活はどうなのか?などの疑問について解説したいと思います。
社会人野球とは?
社会人野球にも大きく分けて2つの種類があります。
企業チーム
企業チームとはその名の通り、企業が作った野球チームの事です。
近年では企業チームを運営することも困難になってきている企業が多いため、必然的に大企業が運営していることが多いです。
企業チームの選手は基本的にその企業の社員として採用され、契約するため野球のみではく、その企業の業務も行います。
そのため通常なら社員同様に給料も発生します。
正社員登用の場合だと通常の社員と変わらず特別高くも低くもない給料をもらえます。
ただし、企業チームの場合はチームが活躍する事でその企業のPRにも繋がるため、大会に勝つと特別手当などが発生する事が多くあります。
クラブチーム
クラブチームは企業チームとは違い、やりたい人が集まって出来たチームのことをいいます。
そのため、給料も発生しないため、各自がそれぞれ通常の仕事をしながら、空いた時間を利用して連絡や試合をすることがほとんどです。
ただし、チームが強かったり有名になったりすると、企業がスポンサーという形でバックに入り、運営費などをサポートしてくれたりするケースもあります。
社会人野球チームに入るには?
企業チームに入るには?
企業チームに入るためには、基本的にスカウトされるか、学校側がその企業の関係者と繋がりを持っており推薦してもらう他にありません。
セレクションなども近年ではあまり開催されませんので、大会などで活躍し、名前を売って声をかけてもらわなければなりません。
そのためプロ野球同様に入団するにはかなりの実力が必要になります。
クラブチームに入るには?
クラブチームの場合は企業チームとは異なり、一般からの入団も可能です。
常に募集しているチームもあれば、入団テストを経て入団出来る様になるチームもあります。
クラブチームそれぞれで形式が異なりますので、チームのホームページなどで確認することをオススメします。
給料はどうなの?
まず先述したとおり、クラブチームの場合は基本的に給料の支給はありません。
企業チームの場合はチームを運営しているのは大企業ばかりのため、必然的に高い水準の給料が期待出来ます。
また、チームのトッププレイヤーにもなれば上層部に気に入られたりして、昇進スピードが早かったり、可愛がってもらえたりなど、羨ましい状況にもなります。
引退後はどうなる?
これは企業チームでの話ですが、野球を引退した後はどうなるの?と心配になるかもしれませんが、正社員として契約した場合は、引退後もそのまま社員としてその後の雇用が確保されています。
そのため成績不振や引退によってクビにはならないため、プロの世界とは違いその後の生活も約束された大企業のチームは、かなり安定しておりオススメです。
そのためプロに声が掛かるような選手もプロでやっていく自信がない場合は企業チームを選択した、活躍する場合も多くあります。
まとめ
社会人野球のチームについて解説してきました。
クラブチームは野球好きが集まって楽しく野球が出来る反面、仕事との両立がかなり難しそうではあります。
企業チームは入団こそ狭き門であるのは間違いありませんが、入団出来れば、大企業と社員契約も同時に結べることからかなりのメリットがあると思います。